• facebook
  • twitter
  • LINE
  • hatena
2020.12.23

オーストラリアの教育制度とは?留学先としての魅力や日本との違いを紹介【世界の教育シリーズ③】

日本との時差が少なく温暖な気候に豊かな自然、治安の良さなどから観光地として人気のオーストラリア。日本人の留学先としても人気があるようです。オーストラリアの教育制度はどのようなものなのでしょうか。シドニーに居住経験のある筆者が、日本との教育制度の違いや留学先検討に役立つ情報を紹介します。

  • facebookfacebook
  • twittertwitter
  • LINELINE
  • hatenahatena

オーストラリアの教育制度とは?

オーストラリアは6~15歳までを義務教育としていますが7つの州があり、それぞれの州政府が教育制度を管轄しています。

そのため州によってオーストラリアの教育制度が異なり、大学進学のためには州ごとに定められた試験を受けなくてはいけないなどの決まりがあります。小学校の年数が1年異なるなどの違いもありますが、各州の教育内容に大きな違いはありません。

自由でおおらかなイメージのあるオーストラリアですが、教育制度はどのようなものなのでしょうか。詳しく紹介しましょう。

プライマリースクール(小学校)

日本でいう小学校にあたるのが、「Primary School(プライマリースクール)」。

プライマリースクールは、日本と同じように卒業時が12歳の6年間が対象。南オーストラリア州だけが、プライマリースクールを7年間に設定しています。

国語・算数・理科・技能・社会・体育・芸術・外国語の8科目が必修科目。州によって科目の呼び方に違いはあるものの、履修科目に違いはありません。

プライマリースクールの新学期は、1月下旬もしくは2月の上旬からスタート。そのため、オーストラリアでは8~12月生まれの子は6歳になった次の年にプライマリースクールに入学します。一方で1~7月生まれの子は5歳で入学するか、6歳になってから入学するかを選択できます。5歳で入学を決めた子は入学時に5歳、卒業時に11歳の場合もあります。

公立校の入学は、学区内の生徒が優先されます。そして共学、無宗教であることがほとんど。

一方で学区のない私立校の場合は、基本的にどの地域の生徒も入学できます。また、キリスト教の教えをする学校が多いのも特徴です。基本的に私立の学費は高いといわれていますが、立地や学校によっても差があるようです。

セカンダリースクール(中学校・高校)

中高一貫教育が実施されるオーストラリアでは、中学校と高校を合わせて「Secondary School(セカンダリースクール)」と呼びます。セカンダリースクールは二つに分かれており、日本でいうところの中学校が「Junior School(ジュニアスクール)」、高校が「Senior School(シニアスクール)」と設定されています。

日本の中学校・高校と同じように12(13歳になる年)~17歳(高校卒業時が18歳)が対象。

セカンダリースクールの4分の3は公立校、4分の1が私立校となっています。公立校のほとんどは共学で、基本的に留学生よりも地元の生徒の入学が優先されます。

一方で私立は宗教的な背景を持ち、学校ごとに独自の教育方針で運営を行っています。

【ジュニアスクール(中学校)】
ジュニアスクールは、12~15歳が対象の4年間。日本の中学校は12~14歳(中学卒業時は15歳)の3年間なので、日本と1年差がありますね。ジュニアスクール(中学校)卒業までが、オーストラリアの義務教育期間になります。

プライマリースクールが7年間ある南オーストラリア州の場合は、ジュニアスクールが3年間に設定されています。

【シニアスクール(高校)】
シニアスクールは、16~17歳が対象。オーストラリアでは、高校が2年間しかありません。日本と同じように高校は義務教育から外れていますが、ほとんどの人が高校に進学します。

【TAFE(専門学校)】
オーストラリアの専門学校には、公立・州立のTAFE(テイフ)私立の職業専門学校の2種類があります。

義務教育であるジュニアスクール卒業後は、シニアスクールに行くか、TAFE(専門学校)にいくかの二つの選択肢に分かれます。大学進学を希望しない場合には、TAFEへと進み専門的な知識を身に着けます。

TAFEはオーストラリア国内に60校ほどあり、ビジネスやコンピューター、ワイン作りのコースなど多岐に渡ります。コースが幅広いため、TAFE一校に対する生徒の数は数万人と多く、大学のように規模が大きいのが特徴。専門技術や技能を学んで、卒業後のキャリアに生かす目的のある学生が集まります。コースによっては、修了すると日本の大学卒と同じレベルの社会的評価を得ることもできます。

私立の職業専門学校は国内に5000校ほどあり、特定の分野のコースを提供。そのため、TAFEに比べると規模の小さい学校がほとんどです。

日本と違う教育のポイント

日本とオーストラリアでは、教育の捉え方に違いがあります。

オーストラリアでは“どの分野をどれだけ極めたか”といった専攻や経験が重要視され、“どの大学を卒業したか”といった学校名を重視する傾向のある日本とは教育に対する軸が異なります。

子どもそれぞれの得意分野を伸ばしていく”といった個性を重要視しているため、オーストラリアには偏差値が存在しないのです。

学費

オーストラリアの公立高校の学費は、約130~150万円/年日本の公立高校の約45万円/年と比べると、かなり学費に差がありますよね。

私立高校は年間で約360万円/年となっていて、公立高校よりも2倍近く学費が高くなります。日本の私立高校の学費は約100万円/年なので、オーストラリアの私立高校に通うとなるとかなりの費用が必要です。その分、私立高校の方が留学生への英語補修サポートや生活サポートが手厚いというメリットもあります。

また、オーストラリアの大学の学費は約108~310万円/年日本の大学の学費の約90~160万円/年とこちらにも大きな差があることが分かります。日本と同じように専攻やコースによって学費が異なり、文系よりも理系の方が高い傾向にあるようです。

オーストラリアの学費が日本に比べて高い理由は、平均年収の差が影響している部分もあるでしょう。オーストラリアは最低賃金が高い上に、平均年収が約650万円。日本の平均年収の約410万円と比べると、圧倒的な差です。しかし、留学生によっては奨学金のサポートが受けられる可能性もあります。これについては、後ほど紹介しましょう。

※2020年12月現在:1AUSドル=77.35レートで計算

受験

オーストラリアには、高校入学試験がありません。

中学時の成績や書類が審査対象になるため、高校に進学するために良い成績を取るよう努めます。大学受験に関しても、オーストラリアには日本の大学受験のような受験制度がありません。そのため、高校卒業後の進路を自由に選択することができるのです。

オーストラリアの高校卒業後に大学進学を希望する場合は、まずは日本のセンター試験のような統一テストを受けます。その試験結果を元に、どの大学に進学するかを決めます(大学が提示する入学基準点を越えた成績取得の必要がある)。

日本の高校を卒業後にオーストラリアの大学入学を目指す場合は、

・大学で希望する専攻学科の基礎知識を「ファウンデーションコース」で1年間学んでから編入

・TAFEでコースを修了し、大学へ編入

という二つの方法があります。

日本の高校卒業後に直接、現地の大学に進学することはできないのです。

ちなみに、「ファウンデーションコース」とは大学進学準備のためのコースのこと。現地の高校を卒業していない、もしくは大学進学のための準備・学習が必要な留学生や成績が志望大学の入学基準に満たない学生のために用意されたものです。

授業内容は、

①英語力の強化

②専攻分野の基礎知識の習得

③勉強の仕方を習得(レポートの書き方など)

進路に対する考え方

進路に対する意識は土地や国籍によってさまざまな考え方がありますが、一般的には最終学歴に大学卒を目指す学生が多いようです。

オーストラリアでは学校名よりも経験値が重視されると先述しましたが、専門職ではない一般企業に入るためにはまず大学を卒業していることが前提となる場合が多いことがその理由でしょう。そのため義務教育は中学校で終わりますが、ほとんどの学生が高校や大学に進学します。

日本と違うのは高校卒業後に大学受験をする、もしくは専門学校やTAFEに進んで専門的な知識を身に着けてから大学受験に再チャレンジするなど、自分のペースで進路を選択することができる点かもしれません。

中学・高校の教育スタンス

中学校の教育スタンスは、一般的な教養を身に着けることが目的。履修は基礎科目だけでなく、演劇や観光学など各自の進路に合わせた選択制の専門的科目もあります。

高校では将来のキャリア・就職を踏まえた実用的な科目が多く、専門性を高める授業になっています。大学進学希望者は、専攻に沿った科目を履修。日本の高校よりも、オーストラリアの高校の方が個人の将来に特化した授業を設定しているのが特徴です。

国籍豊かなクラス

オーストラリアは昔から多くの移民を受け入れていることもあり、オーストラリアの人口の約25%が他国籍を持っています。日本の外国籍人口の割合が人口全体の約1.3%なので、オーストラリアがどれだけ多国籍か分かりますよね。

そのため、オーストラリアでは相手の文化や背景を尊重する姿勢を持っています。肌の色や言語の違いがあることは、オーストラリアでは普通のことなのです。

オーストラリア留学が人気の理由

2019年1月の文部科学省の調査「高等学校等における国際交流等の状況について」によると、オーストラリアはアメリカに次ぐ人気の留学先。オーストラリアへの留学がなぜ人気なのかを解説しましょう。

人気の理由①:教育水準が高い

オーストラリアの教育水準が高いといわれる理由は、二つあります。

  1. 優秀な大学が多い
    イギリスの大学評価機関が毎年公表している「QS世界大学ランキング」では、上位100位以内にオーストラリアの大学の43校中7校がランクイン。日本の大学は779校中5校しかランクインしていないので、母数を比べるとその差は歴然です。
  2. 大学進学率が世界トップレベル
    優秀な大学が多いオーストラリアでは、その教育を受けることを目指して世界各国から優秀な留学生が集まります。留学生が必然的に進学率を上げているためオーストラリア全体の教育水準が上がり、また留学生が集まるといった良いサイクルが生まれているのです。

人気の理由②:留学の選択肢が豊富

オーストラリアはアメリカやイギリスに比べて留学の選択肢が幅広く、自分の希望した留学生活を送りやすいのが人気の理由の一つになっているようです。

  1. 中学生・高校生の留学
    夏休みなどの長期休暇期間に短期留学ができるサマースクールや、日本を離れ現地の中学校・高校に入学する留学方法があります。
  2. TAFE、専門学校留学
    仕事に役立つ専門知識を学ぶTAFEと専門学校は留学生を集める語学学校に比べてオーストラリア人が多いため、“英語を学ぶ”目的よりも、“英語で実践的なスキルや知識を学ぶ”ことを目的とした学生に向いています。
  3. 大学、大学院留学
    日本の大学との交換留学制度を設けた学校も豊富です。

    語学留学が主な目的の場合は、「学生ビザ」で申請(申請費用は620AUSドル)をします。学生ビザを取得すれば、就学の制限なく高校やTAFE、大学に通うことができます。学生ビザの特徴は、年齢制限が幅広いこと。6歳から申請が可能で、年齢制限がありません。

    学生ビザのデメリットとしては、就業のルールが強く縛られていること。オーストラリアでのアルバイトを考えている学生は、2週間で40時間を超えた就業ができないため、資金的な余裕がないと生活するのが厳しい現状もあります。
  4. ワーキングホリデー留学
    働くことをメインにしつつ、語学学校にも通いたい場合は「ワーキングホリデービザ」で申請(申請費用は485AUSドル)します。就業時間の制限がなく最大4ヵ月まで就学が可能なため、語学学校に通いながらアルバイトができます。

    しかし、ワーキングホリデービザには18~31歳までの年齢制限があります。
  5. 3ヵ月以内の短期留学
    数週間から3ヵ月以内の短期留学は、「観光ビザ」で申請します。オーストラリア旅行に行く際に取得するビザと同じものですが、語学学校や専門学校に通うことができます。年齢や取得回数に制限がなく他のビザに比べて20AUSドルと安価ですが、働くことは許されていません。

人気の理由③:アルバイトの最低賃金が高い

オーストラリアのアルバイトの最低賃金は、時給19.49AUSドル。日本円にすると約1700円と、最低賃金がかなり高いということが分かりますね。留学生でも、効率的にお金を稼ぐことができるのです。

人気の理由④:日本人の受け入れ校や姉妹校が多く、ハードルが低い

先の文部科学省の調査によると、日本の高校と姉妹校提携しているオーストラリアの学校は553校。海外の高校の中でもっとも数が多いのですそのため、他国よりもオーストラリアに留学するハードルが低いのが分かります。

人気の理由⑤:日本語の通じる場所が多い

地域にもよりますが、特に日本人観光客の多いケアンズはあらゆる場所で日本語が通じます。空港には日本語表記のものあり、日本語を話せるオーストラリア人も少なくありません。

また、オーストラリアは留学先として人気のため、どの都市にも多くの日本人が住んでいます。

次章では、オーストラリア留学検討の際に知っておきたい基礎知識を紹介しましょう。

オーストラリア留学をするための基礎知識

留学のタイミングはいつがいい?

海外の生活になじむ能力や英語の吸収力の速さで考えると、高校留学がおすすめ。マサチューセッツ工科大学の認知科学研究所の調査によると「言語を学ぶ上で重要な情報処理能力や記憶力は10代後半にピークに達し、その後低下し始める」といわれています。

しかし、姉妹校の提携がない高校の場合

  1. 現地の高校卒業を目指す。
  2. 長期休暇を使って短期留学する。
  3. 私費で1年間現地の学校に通う。

と、選択肢があまりありません。また、費用はすべて自己負担。さらに、海外での長期生活は精神面において大きな負担になる可能性があるため相当な覚悟が必要になります。

金銭面や精神面の負担を考えた場合、大学留学という選択肢があります。

大学留学の場合は現地で働くことの許される年齢でもあり、

  1. 現地の大学に行く。
  2. 語学学校に行く。
  3. 働くことを中心に生活していく。
  4. TAFEに行く。

など、自由に選択できます。

留学の時期については、その目的と子どもの性格に合わせてじっくり検討しましょう。

留学する場所はどこがいい?

留学生誘致のために、オーストラリア政府主導の政策や奨学金制度が設けられています。そのため、留学した場所によって教育体制や留学生の受け入れ体制が大きく変わることはありません。

しかし、留学先が大きな都市か地方かによって生活のスタイルは異なるでしょう。

留学先として特に人気なのが、メルボルン、シドニーなどの大きい都市。次いで、ケアンズ、ブリスベン、パース、アデレードといった小さめの都市が人気となっています。

どの都市も基本的に治安が良いですが、エリアによっては治安の良くない場所もあるので注意は必要です。

【シドニーの魅力】
南半球最大の都市で、その暮らしやすさでも有名です。語学学校の種類が多く、留学生も多く住んでいるため日本人が多いのが特徴。現在、シティ中心にはタワーマンションが建設されていて家賃も上昇しています。そのため、一人部屋を持つことは難しく複数人で部屋をシェアするのが一般的です。

【メルボルンの魅力】
オーストラリアで二番目に大きい都市。「どの都市よりもメルボルンが住みやすく素晴らしい」と話す日本人も、かなり多いです。語学学校の種類が多く、留学先として人気なため国際色豊かなのが特徴です。

【ブリスベンの魅力】
「川の街」と呼ばれる、オーストラリア第三の都市。コンパクトな街なので、生活が便利なのが特徴です。中心部以外は日本人がそれほど多くありませんが、それゆえに英語の勉強に集中することができるというメリットもあります。

留学生が受けられるサポートはある?

初めての留学の場合は、留学エージェントを経由しての留学をおすすめします。もちろん自己手配よりも代行手数料などがかかるため、数万円料金は高くなります。それでも事前に出発当日の流れや現地に着いてからの移動方法、現地で困ったときに日本語のサポートを受けられることなど安心な面が多々あります。

健全な留学や国際交流発展のために設立されたJAOS(海外留学協議会)という団体があるので、留学エージェントを選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

以下は、留学エージェントを利用した場合のサポート内容です。

<留学前サポート>

  • 無料カウンセリングにより不安を払拭できる。
  • 複雑なビザや航空券などを用意してもらえる。
  • 自分に合った語学学校を選んでもらえる。

<留学後サポート>

  • トラブルが生じた場合は、現地オフィスで日本語で相談できる。

筆者もオーストラリア到着後は英語がまだ話せない状況だったため、口座開設など現地にオフィスのある留学エージェントのサポートが心強かったのを覚えています。

留学生に向けた奨学金はある?

オーストラリアでは、留学生に向けた奨学金が充実しています。

  1. Australia Award
    外務貿易省、教育省、オーストラリア国際農業研究所が提供している、奨学金制度
  2. Destinaiton Australia
    オーストラリア政府が提供している、地方都市にある教育機関での学習を推奨する奨学金制度。一人あたり上限15,000AUSドル/年が申請可能。
  3. Australian Goverment Research Training Program

    このプログラムに参加している大学に、直接申請することで受けられる奨学金制度。
  4. 各教育機関の奨学金
    成績優秀な留学生に対し、オーストラリア教育機関が提供する奨学金。

日本国内でも、海外留学における支援制度が多数あります。

【日本国内における海外留学奨学金】

  1. 日本学生支援機構奨学金
    給付型、貸与型各4種類ずつの計8種類用意されています。申請はすべて原則、所属校を通して行います。最終学歴やIELTS(英語検定)の点数など英語力の基準があり、支給額も異なるため以下のURLを参考にしてください。
    https://ryugaku.jasso.go.jp/datas/master_publication_pages/pdf/020201008163142_OaMJu.pd
  2. 地方自治体奨学金
    日本国内の地方自治体や国際交流協会などが、その地域に関係のある人を対照に募集している奨学金制度です。自分が所属している地方自治体にはどのような制度があるのか、探してみてください。https://ryugaku.jasso.go.jp/datas/master_publication_pages/pdf/020201008163142_d6yhd.pdf
  3. 民間団体奨学金
    民間企業や団体が募集している奨学金です。具体的な留学先や専攻の指定があるものが多いため、自分の希望する留学生活を送れるか検討してみてください。https://ryugaku.jasso.go.jp/datas/master_publication_pages/pdf/020201008163142_IItn4.pdf

オーストラリア留学で英語は本当に身に着くの?

文部科学省の「日本人の海外留学の効果測定に関する調査研究」によると、「留学期間は短期でも長期でも能力は伸びる。つまり、留学に行くということ自体が最も重要である。留学に行けば、そのなかで期間による影響はそこまで大きくない」とあります。

しかし実際に一年間留学経験のある私は、自分の言葉で英語を表現できるようになったのは留学後4ヶ月目以降。相手の言っていることが分かったり、単語で気持ちを伝えるようにできたりしても、自分の思いを文で言葉にすることには時間がかかりました。

英語をしっかり身につけたい、自分のものにしたいという場合は半年以上の長期留学が良いと感じています。

また、語学力を伸ばすポイントと感じるのは“常に英語でコミュニケーションを取る”こと。そのためには、

  • ローカルなレストランで働く。
  • ホームステイやシェアハウスなど、英語を話さなくてはいけない環境に身を置く。
  • 渡航前に単語や文法といった基礎的な英語力をつけておく。
  • 学校終わりなどに、外国人の友人とバーやクラブに行く。
  • 学校主催のレクリエーションに積極的に参加する。

などを積極的に行うことです。

せっかく留学に行っても、日本語を使っていては英語力は伸びません。できるだけ英語しか使えないような環境に身を置き、実際に会話することで必然的に英語力は伸びていきます。

オーストラリアの教育の特徴は、

  • 個人の得意分野を伸ばす。
  • 留学生へのサポートが手厚い。
  • 日本にはない公立の専門学校、TAFEがある。
  • 州に権限がある。

などが挙げられます。

オーストラリアから距離の遠い中南米やヨーロッパからもたくさんの留学生が来ているため、アジアを超えて世界中に友人ができるのも魅力。英語を習得する以上の経験をすることができます。ぜひ、希望に合った留学方法を考えてみてくださいね。

子育てのお悩みを
専門家にオンライン相談できます!

「記事を読んでも悩みが解決しない」「もっと詳しく知りたい」という方は、子育ての専門家に直接相談してみませんか?『ソクたま相談室』には実績豊富な専門家が約150名在籍。きっとあなたにぴったりの専門家が見つかるはずです。

子育てに役立つ情報をプレゼント♪

ソクたま公式LINEでは、専門家監修記事など役立つ最新情報を配信しています。今なら、友だち登録した方全員に『子どもの才能を伸ばす声掛け変換表』をプレゼント中!

世界の教育調査班

世界各国で教育に携わったり、学んだり、子どもに教育を受けさせたり。海外のリアルな教育状況を知るソクたま執筆陣が、小中学生の保護者に知ってほしい知識や情報を届けます。新メンバーも随時募集中。

\ SNSでシェアしよう /

  • facebookfacebook
  • twittertwitter
  • LINELINE
  • hatenahatena

ソクたま公式SNS