2019.03.23

小学生にもおすすめ! 感性・感覚を養える泥遊び

子どもが泥遊びで汚れて帰ってきたらどう反応するでしょうか。汚さないように子どもを叱ってしまう保護者の方は少なからずいるかと思います。でも実はいま、子どもの感覚を鍛えてさまざまな能力を覚醒する可能性があると話題なのです。そこで今回は、泥遊びの意外な効果や遊びかたについてお伝えしていきます。

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泥遊びで感覚を鍛えると感性が豊かになる

泥遊びは、別名”感覚遊び”ともよばれているのをご存知でしょうか。

たとえば“おにぎり、泥だんご、山、トンネル”などといった、子どもが想像したものを形にすることができる“物質”です。

 

泥遊びによって、形作る過程を“見る”、泥を形にするときの音を“聞く”、泥の“手触りを味わう”、泥の臭いを“かぐ”というように、多くの感覚器官を駆使することができるのです。

 

イメージしたものを泥で作ることで多くの刺激を受けながら、無意識のうちにさまざまな感覚を養っているのです。

 

また、泥遊びの効果はそれだけではありません。

 

砂場では年が近い子ども達と一緒に遊ぶことが多くなるため、泥遊びをしながらでコミュニケーション能力を高め合うことにもつながります。

 

“どうしたら相手と楽しく遊べるか”を考えたり、ケンカになったり、その相手と“仲直りしたりするにはどうすればよいのか”を考える機会などにもなります。

 

なお、脳の神経細胞が活発化しながら、各脳の器官が発達するといわれています。

 

このように沢山の感覚を養うことができるため、泥や形のあるものに触れること、他の子どもたちと接する機会を作るように働きかけてみてはいかがでしょう。

 

 

泥遊びで感覚を鍛える3つのメリット

1)雑菌への耐性を強める

泥遊びは雑菌に関しての心配もありますが、逆に雑菌への耐性が強まることもあるようです。

耐性ができることで風邪や病原菌に対しての抵抗力がつき、体調を崩しにくいと言われています。

 

2)癒し、ストレス発散効果

泥に触ると“セロトニン”という脳内ホルモンが分泌され、別名“幸せホルモン”とよばれています。

 

セロトニンはリラックスや精神を安定させる効果があるとされいて、砂風呂療法のようなデトックス効果まで期待できます。

 

学校で嫌なことや辛いことがあったときは、泥遊びをさせるとストレス発散に繋がる子どもも多いようです。

 

3)体力、運動神経の向上にも

昨今の子どもたちは基礎体力が落ちています。ライフスタイルの変化で、友達と遊ぶときは自宅でのゲームが主流です。

 

でも本来子どもは潜在的に広いところで遊ぶことが好きです。

 

泥遊びのために屋外に出れば、広い場所で走ったり、重い土や砂、水を運んだりすることもあるでしょう。そうすることで体力、運動神経の向上にもつながります。

 

 

 

 

さらに感覚を向上させるおすすめの泥遊び

1)棒倒し

高い山を作って山の頂上に棒を刺し、倒した人が負けというお馴染みのゲームです。

 

“棒にアプローチをする順番”、“どれだけ土を取るのか”、“ゲーム中は他の参加者との駆け引きをしながらどうすれば勝てるか”などを考えることで、脳機能の向上につながります。

脳の多くの器官を使うため、ぜひおすすめしたい遊びです。

 

2)山を作る、トンネルを掘る

山を作るとき“どうすれば高くて大きい山を作れるのか”を考える遊びで、水や、砂の量を考えながら高く積み上げていく必要があります。

 

しかしひとりで作る場合は限界があるため、自然と友達とコミュニケーションを取って協力しながら大きい山の完成をめざすようになるのです。

 

山が完成をしたあとは、トンネルを掘る作業や山を崩すことなく端から端を開通させるなど同じ目的を持つことで、友達との仲間意識も芽生えるきっかけになります。

 

以上のように、衛生面から敬遠されがちな泥遊びですが、子ども達の脳力を向上させる必要な遊びといえます。

しかも泥遊びは年齢が上がるに連れてあまりしなくなるので、幼いうちから経験させてあげることが重要です。

 

子どもは感覚を鍛えることでさまざまな能力が覚醒するため、無限の可能性が秘められています。

その可能性を引き出すためには、保護者の方の理解と協力が必要になってきます。

 

さまざまな効果が期待できるため、存分に泥遊びをさせてあげてみてはいかがでしょうか。

 

小林英司

小林英司(監修:西村創)

教育・受験指導専門家の西村創が主宰する「西村教育研究チーム」のメンバー。脳科学・元心理学講師、心理セラピスト。初対面でも8割以上の子供と仲良くなれるという特技を持つ。スポーツと食事が体に及ぼす関係についても関心が高く、過去3回フルマラソンの完走経験を持っている。

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