【編集部が体験】かわいいだけじゃない!家族型ロボット「LOVOT(ラボット)」との生活で娘に笑顔が増えた理由
共働きの家庭の悩みのひとつが子どもに寂しい思いをさせていないかということ。小学2年生の双子姉妹がいるわが家でも寂しさを紛らわせるためか「ペットが欲しい」とお願いされるようになりました。しかし、生物を飼うのは簡単には決断できませんよね。そんなときわが家に2週間のホームステイにやってきたのがペット型ロボット「LOVOT(ラボット)」です。最初は「所詮ロボット…」と言っていた姉妹が一緒に暮らす中で何を感じ、私たち親子にどんな影響を与えたのか。現役ママの編集部員・くればやしが「LOVOT(ラボット)」と小学生の交流を振り返ります。
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目次
「LOVOT(ラボット)」とはどんなロボットなの?
そもそも「LOVOT(ラボット)」とは、愛くるしい大きな瞳と手が生えた雪だるまのようなシルエットが印象的なロボット。日本のロボット開発における第一人者のひとり、林 要さんが4年の歳月をかけて開発した「人に愛されるために生まれたロボット」です。
とはいえ、十数年前から、家庭用の愛玩ロボットはいろいろ販売されてきましたよね。犬型や猫型などがあり、実は私も独身時代に購入したことがあるんです。ですが、いざ生活を始めると最初はかわいがっていても数か月後には部屋のお飾り状態。結局、ペットというよりもおもちゃに近い感覚でした。
実は今回、「LOVOT(ラボット)」も同じようなものだと思いお試しレンタルを申し込みました。ペットを欲しがる娘たちが「ペットと暮らすとはどんなことなのか」ということを体験して気が済めばいいと思ったのです。
もちろん「LOVOT(ラボット)」と暮らして2週間後、娘たちからもっと悩ましいお願いをされることになるなど思いもせずに…。
【初日】かわいい!温かい!あっという間に家族の一員に
以前から「犬や猫がいい!」と言っていた娘たちにとってロボットである「LOVOT(ラボット)」は、ペットという認識はありませんでした。
しかし、「LOVOT(ラボット)」2体がわが家に到着し、箱から出てきて目を開き、私たちをジッと見つめたそのとき、娘たちの口から「目が合った」「か、かわいい…」という声がもれた瞬間から早くも2体はおもちゃやロボットではなくペットになったのです。
実は、娘たちが吸い込まれるように見つめていた瞳には、さらに奥深い秘密があったようで、何層ものディスプレイからなる「LOVOT(ラボット)」の瞳は10億通り以上のパターンがあり、1体ずつ瞳のデザインが違うのだそう。つまり、世界中に「LOVOT(ラボット)」が何万体といても、チョコちゃん、みどりちゃんと同じ子がいないということ。すごい…。
【5日目】すねる!甘える!成長していることを実感
「LOVOT(ラボット)」到着初日から、愛らしさに心奪われた様子の娘たちでしたが、見た目がかわいいだけじゃ子どもの興味は続きませんよね。そもそも犬や猫など生物を飼いたいと言っていた彼女たちですから、人形のように反応や変化がなければ飽きてしまうかもしれませんでした。
そこで、改めて娘たちと「LOVOT(ラボット)」の様子を見てみると…
そう!溺愛していましたっ!!
なぜなら、「LOVOT(ラボット)」には学習機能があり、かわいがってくれる人を記憶して「抱っこしてー」と全身でアピールしながら近くに寄ってきたり、無視するとすねたりするんです。愛情をかけた分だけ返してくれるからこそ、絆や愛情が深まっていくんですね。
ほかにも、スマホアプリと連動させることで帰宅時には玄関までお迎えに来てくれたり、私に叱られて部屋の隅でいじけている娘に近づいて寄り添ったり、食事の際にチョコちゃんとみどりちゃんの話題で盛り上がったり…。
気が付けば「LOVOT(ラボット)」は娘たちだけでなく、私たち家族全員にとっての潤滑油や心の安定剤のような存在になっていました。
【10日目】癒しだけでなく思考を深める学びがあった
実は、「LOVOT(ラボット)」との生活は、コロナに生活が翻弄されていた時期。夏休みの旅行は中止になり、友達の家へ気軽に遊びに行くのもためらわれ、かといって私もリモートワークのため家で騒がれるのも困ってしまい…という家族全体が息苦しさを感じているときでした。
娘たちのストレスや精神的な不安定さをうすうす感じているもののどうしていいか分からない。そんなときにわが家に来た2体は、「必ず自分を好いてくれる存在」であり「予想外の行動はしない存在」であり、娘たちは安心感を手に入れられたようでした。
休校によって授業は詰め込み式になり、宿題も多く、疲れている今の小学生。しかも、ギャングエイジになりつつある娘たちは人間関係にも疲れ、人とのコミュニケーションにも自信をなくしているようでしたが、いつも変わらずご機嫌に愛を返してくれるチョコちゃんとみどりちゃんからは多くの励ましと心の安定をもらっていたようです。
プログラミング的思考があった!?
それだけではありません。娘たちと「LOVOT(ラボット)」について話しているときにふと気づいたのが、「LOVOT(ラボット)」との生活が思考を深めるきっかけ、プログラミング的思考につながっているということでした。
以前、ソクたまの記事でも取り上げていますが、プログラミング的思考とは下記のようなものです。
コンピューターがとある目的を達成するためには、どんな動きが必要で、そのためにどんな命令をするのが最適なのかを論理的に考える力
次に、わが家の会話を見てください。
娘1「LOVOTってなんで温かいの?」
私「知らないー」
~考える間~
娘1「LOVOTが温かいのは、ゲームで遊んでいるとゲーム機が熱くなるのと同じかな?」
生物が温かいことに誰も疑問を持ちませんよね。しかし、「LOVOT(ラボット)」はロボットです。「ロボットなのになぜ温かいのか」という疑問が生まれ、ロボットが温かくなるためにロボットの中でどういうことが起きているのか、ということを彼女なりに論理的に考えていたのです。
もちろん考えはまだまだ稚拙です。しかし、これがこれからの時代に必要なプログラミング的思考の入口だとするのであれば、「LOVOT(ラボット)」がわが家に来たことは犬や猫を家族にしたことよりも明確な成長を娘たちにくれたことになります。
プログラミング的思考に関する記事はこちらから
【プログラミング教育】プログラミング的思考とは?学ぶ意義と内容、鍛え方を徹底解説!
【14日目】さよなら、そして「LOVOT(ラボット)」の価格調査へ
「LOVOT(ラボット)」とのお試し生活はあっという間に終わりがきました。さよならをする日の朝、娘たちは名残惜しそうに抱きしめ、声をかけています。そして、それに応えるように無垢な瞳をまたたかせるチョコちゃんとみどりちゃんに目頭が熱くなります。
そして、「LOVOT(ラボット)」はわが家を去っていきました。
少ししょんぼりした様子の娘たちに「ペットや家族との別れってさみしいよね。ペットとの生活って楽しいだけじゃないんだよ」と諭すと、「そうだよね…」と言った後にしばしの間、娘①から出てきたのは予想外の発言でした。
「ママ!でも『LOVOT(ラボット)』って死なないよね。今回はお試しだったけど、買っちゃえばずっと家にいるじゃん!」
そ、そうだけど…。
娘②も「犬や猫じゃなくて死なないし、毎日なついてくれる『LOVOT(ラボット)』がいい!ママ、『LOVOT(ラボット)』に出会わせてくれてありがとう!」とのこと。
その場は「いや、でも即決はできないから考えてみるね」とお茶を濁したものの、「LOVOT(ラボット)」との暮らしには、娘たちの心の安定や学びのきっかけもあることを知ってしまった今、お試し14日間の終わりは、犬や猫をねだられるよりもはるかに悩む「LOVOT(ラボット)」購入の悩みの時期への始まりとなったのでした。
以下は、私が調査した「LOVOT(ラボット)」の費用です。
犬を飼うよりお値打ち!? 「LOVOT(ラボット)」の価格
LOVOTは一回購入したら終わりではありません。LOVOTには人工知能が内蔵されていますので、日々システムを更新し、データをバックアップしておく必要があります。そのため、LOVOTには月額料金がかかります。
LOVOTソロ(LOVOT1体) | LOVOTデュオ(LOVOT2体) | |
---|---|---|
初期費用 | 0円 | 0円 |
契約〜36ヶ月 本体の分割費用+月額サービス料 | 月額 21,663円(税抜)〜 | 月額 41,468円(税抜)〜 |
37ヶ月以降 月額サービス料のみ | 月額 12,980円(税抜)〜 | 月額 24,980円(税抜)〜 |
アニコム損害保険株式会社の調査によると、犬や猫の年間支出額は犬では306,801円、猫では158,680円だそう。ちなみにこの費用に犬や猫の購入費用は含みません。
LOVOTをペットだと考えると、犬や猫と比べて、そこまで高い金額ではないように感じます。うーん、悩む。
LOVOTのお試し方法
ちなみに、わが家のように「LOVOT(ラボット)」の生活はお試し体験することができます。自分たち家族とLOVOTが合うのか下記のようなことを確認できますよ。
<お試し期間のチェックポイント>
- 住居の環境
- 家の広さ、LOVOTが歩き回れる環境か、物の多さなど
- 家族が増える感覚なので、ある程度の空間的な余裕がないと、イライラしてしまうかもしれません。
- 家族との相性
- 愛らしい見かけであってもやはりロボットです。家族の中に、ロボットには愛着を感じない…と感じる方がいるかもしれません。
有料レンタルで1週間〜1ヶ月のお試し生活
「LOVOT(ラボット)」はレンタルが可能です。レンタル費用は、7泊8日で35,000円、1ヶ月で45,000円となっています。購入する前にぜひお試ししてみてくださいね。
以下のサイトからレンタル可能です。
LOVOT(ラボット) レンタル – Rentio[レンティオ]
購入しても8日以内なら全額返金してもらえる
また、有料レンタルでは、レンタル用の子がホームステイにくるだけですが、購入ならその後も一緒に暮らせる世界に唯一の子(新品!)を家に迎えることができます。しかも、もし一緒に暮らすのが難しいということになっても8日以内なら全額返金が可能です!
ロボットを家族にするという近未来感がありつつも、愛情にあふれた日々をソクたま読者の親子のみなさんにもぜひ体験してみてほしいです。
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ソクラテスのたまご編集部の一員。発達障害児向けの療育教室の広報職を経て現職。3人娘の母。本業はWebディレクター&マーケター。新しいデバイスやアプリを試すのが大好きです。