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小学校はブラック企業並み?小学校の先生の大変な一日

最近では、働き手にとって学校が「ブラック」企業であるという報道や記事をよくみかけます。児童が学校にいる間だけではなく、帰した後にも翌日の授業準備や保護者対応、行事の前にはその準備も・・・意外と知られていない、学校の先生の仕事を紹介します。

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出勤時間はサラリーマンと同じ

多くの学校の場合、児童は8時から8時30分ごろまでの間に登校してくると思います。

先生は当然その前に出勤していなければなりません。

門を開けたり、児童を迎えるための準備をすることはもちろんですが、欠席や遅刻の連絡などの保護者からの電話がかかってくるので、その対応をします。

児童の登校を見守る係の先生は、雨の日も雪の日も黄色い旗をもち、児童の交通安全を見守っています。

校長先生が毎朝正門で「おはよう」と声を掛けてくれる学校も多いでしょう。

あいさつするときの子どもの表情や態度から、子どもの様子を知ることができるので、とても貴重な時間だと先生は言います。

 

いよいよ授業開始

小学校の先生は、基本的には教科ごとに教えるのではなく、クラス担任がすべての教科を教えます。

ただし、音楽や書写、家庭科などでは専科の先生が教える場合もあったり、学校の規模や児童数や先生の人数によっても変わります。

ある地域では、副担任としてひとつのクラスに2名の先生がいるところもあり、

前で全体へ教える先生と、フォローが必要な生徒について教える先生といったように役割分担ができています。

ただし、そのような手厚い地域はめずらしく、ほとんどの学校が1クラスに1名の先生が授業を行います。

 

休み時間は何をしているの?

基本的には、休み時間には次の授業の準備をします。

先にお話したように、ほとんどの授業を担任が行うことで、授業の空き時間はほとんどありません。

プール授業があっても、急いで着替えて次の授業へ向かうのです。

中休みや昼休みなど時間をとれるときには、校庭などで児童と一緒に遊ぶこともあります。

都心部では、全般的に外遊びができない子どもが増えているので、先生も一緒に校庭で遊ぶことで、子どもに体力をつけさせるのも目的のひとつです。

また、遊んでいる時にも子どもたちの様子や子ども同士の関係性を観察したりします。

 

給食の料は足りてるの?

児童と同じ給食を食べているのでは、大人には物足りないのでは?と思われるでしょう。

たしかに物足りずに、児童が帰ってからお菓子を食べることはあるようです(笑)。

基本的には残さないように食べる食育の観点からも残さないようにしたいのですが、あまってしまいそうな分はおかわりできる子どもと一緒にいただくこともあるそうです。

でも、それは中高学年での教室のお話。

 

低学年では自分が食べる余裕すらない場合がほとんどです。

特に新1年生の場合、時間内にみんなに配布することも困難ですが、時間内に食べることすらままなりません。

おはしも正しく使えない子どもも多いので、床に落としたり、果物の皮を剥くことができなかったり・・・子どものサポートをしているうちに先生自身はろくに食べられなかったというお話はよく聞きます。

ちなみに給食費は給料からの天引きで、児童分よりも高く設定しています。

 

下校した後には何をしているの?

行事等がなく普段の日であれば、児童が下校した後には翌日の授業準備をしています。

また、先生同士で授業の進め方や内容について会議を行うこともあります。

 

その他、自治体によっても異なりますが、月に数回は、近隣の学校間で研究会を行って授業力の向上を図ります。

お互いの授業内容を参観する機会を設けるなど、切磋琢磨しており、先生間の交流も図れています。

また、校長先生などは管理職の会議があり、児童指導の先生は別の会議があるなど、意外に学校の先生にも出張は多いのです。

 

保護者への連絡も重要な仕事

児童指導のために、その日にあった出来事は、その日のうちに保護者に相談するようにします。

子どもは低学年ほど、数日前の出来事への記憶は薄くなるものです。

友だち同士のいざこざや勘違い、言葉よりも暴力に出てしまった場合など、早期の対応が解決の近道にもなります。

早期解決のためにも、起こってしまったときにすぐ保護者に報告できるのが理想的ですが、共働き家庭が増えている中、夜間に帰宅するというご家庭も多く、保護者に連絡がつくまで先生の勤務を終えることができないことも多くあります。

保護者に連絡が取れるまで帰れないのはかわいそうですが、「そういうときにこそ、保護者と直接お話しできるよい機会」と考えている先生の方が多いようです。

 

先生にならなければよかった?

現在、学校の先生になっている人は、子どものころに「将来なりたい職業」と聞かれて「先生」と答えていたかもしれません。

皆さんに知ってほしいのは、報道などで教員の仕事の大変さを訴えている先生もいれば、大変だと思っていない先生もたくさんいるということです。

多くの先生は、子どももためには多忙といわれる仕事も苦痛ではないと考えています。

もし、あなたが「先生って大変な職業だな」と感じるなら、ひとことねぎらいの言葉をかけてあげてくださいね。

 

丸美子

丸美子

教育関係のボランティアや学童保育に関わってきた経験をもとに、教育や子育てについて、タイムリーな情報を発信していきたいと思います。私自身も現在2人の子育て中です。子育てにおいて経験してきたことが、現在子育て中のお父さん、お母さんのお役に少しでもなればと思っています。

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