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2017.12.25

小学校へ入学する前に入っておきたい「子ども総合保険」とは?

小学校へ入学すると、活動の範囲も徐々に広がり、交通事故や自転車の事故など、ケガに対する備えも必要です。そこで今回は、さまざまなトラブルへの備えとして小学校入学前までに加入しておきたい「子ども総合保険」について、ご紹介します。

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「子ども総合保険」の補償内容

「子ども総合保険」といっても、自民党の議員が提言した保育・幼児教育の無償化のためのこども保険とは異なります。
また、「学資保険」とも異なります。
「子ども総合保険」とは、子どもの日常生活におけるケガや病気(※保険商品によります)、個人賠償損害等を補償する保険商品のことです。
「子どものケガや病気に備えることは理解できるけれど、個人賠償損害補償って?」と思われるかもしれませんが、実はこの個人賠償損害補償は、小学生以上の子どもにとってとても重要な備えなのです。

個人賠償責任補償が必要な理由

たとえば、お子さんが公園へ遊びに行くときに自転車の運転を誤って、駐車していた車にぶつかってしまったとします。
もちろん、お子さんがケガをしなかったか?心配ですが、駐車していた車であれば、お子さんに100%非があります。
よって車の修理費用を弁償しなければなりません。
また、仮に誰かにケガをさせてしまった場合には、その治療費を支払わなくてはなりません。
簡単な修理費や軽いケガの治療費でしたらすぐに支払うことができるかもしれませんが、修理費が高額になったり、重傷を負わせてしまった場合はどうでしょう。

神戸地裁の判決例では、小学5年生の男子児童が自転車衝突の事故をおこして、親に約9,520万円の賠償命令が出たこともあります。
このように高額な賠償金をすぐに支払うのは難しいですよね・・・。
特に自転車で遊びに出掛けるようになる前に、個人賠償責任補償を備えておくことをおすすめします。

この他にも、多いトラブルとして「友だちのメガネを誤って壊してしまった」、「友達のゲーム機を壊してしまった」などのケースにも対応できるので、ぜひ加入してほしい補償です。

※あくまで他人のものを誤って壊してしまった場合に適用されます。故意に壊したものは補償されません。
また、自分のメガネなどを誤って壊してしまったときは「携行品損害補償」を付加しておくことで補償されます。

育英費用補償とは?

子ども総合保険の補償のひとつである「育英費用補償」とは、対象となる子どもを扶養している人(多くの場合はお父さん)が、ケガをして事故から180日以内に死亡または所定の重度後遺症を負った場合に補償します。
自動車などの事故が原因で死亡または重度の後遺症によって収入が得られなくなった場合に、一時金で支払われるもので、生命保険金と似ています。

傷害(ケガ)の補償内容

被保険者である子どもが、ケガをして治療を行うための入院をした場合、契約されている入院保険金を支払うものです。
契約の日額×入院日数(180日限度)が支払われます。
また、手術を受ける場合には、入院日額の5倍や10倍の保険金を受け取ることができます。治療のために通院する場合にも、契約の通院保険金を通院した日数分が支払われます。
その他に万が一子どもが亡くなってしまった場合に、契約の保険金が支払われます。
※保険商品やプランによって保険金額や補償内容が異なります。

その他の補償

・細菌性食中毒補償・・・子どもが食べた物によって、細菌性食中毒または、ウイルス性食中毒を発症した場合に補償されます。
・熱中症補償・・・子どもが日射または熱射によって、熱中症を発症した場合に補償されます。
・地震・噴火・津波補償・・・地震もしくは噴火または、これらによる津波によってケガなどをした場合に補償されます。
・携行品損害補償・・・子どもが携行している身の回り品に、破損・盗難・火災などの偶然な事故による損害が生じた場合に補償されます(修理費または時価額のいずれか低い金額を補償)。
・病気の補償・・・子どもが補償期間中に病気を発症して治療を受けた場合に、入院・手術に対して補償されます(ケガの場合と同様に日額×入院日数)。
・傷害医療費用補償・・・子どもがケガをして医師の治療を受けた場合に、実際に負担した治療費用、医師の指示による差額ベッド代や入退院時の交通費などが補償されます。治療費等の実額を受け取れるので、一番ニーズが高い補償です。

「子ども総合保険」は、各保険会社の商品・プランによって補償内容が異なります。保険料と見比べて、お子さんに必要な補償があるプランを選びましょう。
万が一のときの補償は、小学校入学前に備えておくことをおすすめします。

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丸美子

教育関係のボランティアや学童保育に関わってきた経験をもとに、教育や子育てについて、タイムリーな情報を発信していきたいと思います。私自身も現在2人の子育て中です。子育てにおいて経験してきたことが、現在子育て中のお父さん、お母さんのお役に少しでもなればと思っています。

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