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2019.06.17

教育と技術を融合させた注目ワードEdtechとは? おすすめサービスとともに説明します

野村総合研究所(NRI)によると、2023年には市場規模が約3,000億円に達すると予測されている「Edtech(エドテック)」。「Education」(教育)と「Technology」(技術)を組み合わせた造語であり、テクノロジーの力と教育を融合することで新たなイノベーションを起こすビジネス領域のことを指しています。今回は、今後の教育を語るうえで欠かすことのできない「Edtech」について解説します。

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Edtech(エドテック)とはいったいなんなのか

Education(教育)とTechnology(技術)の融合と言われても、よくわからないと思う人も多いかもしれません。

身近な例としては、スマートフォン用学習アプリや、CMでおなじみのインターネット学習サービスが挙げられます。ブラウザ上でコミュニケーションを取りながら学習できたり、オンライン動画を見ながら勉強できるものなどが“Edtech”領域のものです。

インターネットと教育に関連するキーワードとして“eラーニング”や“ICT教育”という言葉も最近よく見かけますが、“eラーニング”は学習形態を表す言葉、“ICT教育”は教育方法を指す言葉、“Edtech”はビジネスやサービスの領域で使われる言葉といったように、それぞれ意味は異なります。

Edtech(エドテック)のがもたらすメリットとは

“Edtech”を活かすことで、得られるメリットは大きなものです。たとえばオンライン講義の活用で、時間や場所の制限に縛られることなく勉強に取り組むことができるようになります。

加えて、塾に通えない子が、見放題の授業動画配信で学習できるようになるなど、これまで高い学費が必要だった教育を低価格で受けられる機会が生まれています。

また、勉強をしていて大切なのは自分の不足を知ることですが、そのためには綿密な分析が必要です。“Edtech”を活用すれば厳密に分析することができます。すでに、アプリで学習進捗状況を管理するツールや、わが子に合う中学校や教育環境を紹介してくれる進学支援ツールなどもあり、今後はより個のニーズに適ったサービスを選択できるようになっていくでしょう。

小中学生の保護者におすすめの3つのサービス

また、教育と聞くと学生向けのものを思い浮かべがちかもしれません。しかし、“Edtech”の対象となる年齢層は幅広く、幼児向けのサービスもあれば、社会人向けのサービスもあります。また、語学やプログラミングといった専門に特化したサービス、あるいは、社会人に必要なスキルアップを図るサービスも人気です。

これら多彩なサービスの中から、小中学生の保護者におすすめの3つのサービスを紹介します。

スタディサプリ/リクルートマーケティングパートナーズ

64万人の受講データをもとに作り上げられた授業を塾や予備校・通信教育よりも低料金で受講でるのが「スタディサプリ」。小学講座、中学講座、高校講座、大学受験講座など幅広い年齢層に向けての講座があり、月額980円から利用可能です。スマホを使って最短1分から学ぶことができ、空き時間を学びの時間に変えることができます。

アオイゼミ/葵

アオイゼミ」が運営するのは、中学生・高校生向けのスマホ学習塾。月曜から金曜まで、リアルタイムのライブ授業を配信しています。無料会員とプレミアム会員で受けられるサービスが異なり、プレミアム会員は月額3,600円から。コメントやスタンプを使って全国の仲間と交流しながら勉強できるのでモチベーションもキープできそうです。

Classi/Classi

Classi」は、先生、生徒、保護者をつなぐサービス。全国の小中学校、高等学校、専門学校、大学で活用されています。2018年1月時点で有料ユーザー数は2100校81万人。授業や部活の連絡、教員同士での資料の共有、保護者との面談予約など、多岐にわたって活用され、学校運営を円滑にしています。

子どもの学びの可能性を広げていく“Edtech”。ぜひ子どもに合ったサービスを見つけて、より効果的な学習を模索してみてはどうでしょうか。

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稲石加奈

教育・受験指導専門家の西村創が主宰する「西村教育研究チーム」のメンバー、フリーライター。大学卒業後、書店に勤務し、実用書や旅行書、新書等、幅広く売場を担当。書籍を扱うプロとして常にアンテナを張り、多岐にわたるジャンルに対して学びの姿勢を貫く。その後、医療系商社勤務を経て、難関中学受験をメインに据えた進学塾の講師を務める。 出産を機に退職し、現在はフリーライターと双子の母を兼業中。台風のようなちびっ子たちに日々振り回されている。

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