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2019.04.20

漢字を克服するポイントは“読み方”にある! 苦手をなくすためのカンタン家庭学習

漢字テストにおいて、本人は正しく書いたつもりでもバツをつけられてしまう子どもは少なくありません。漢字はほとんどすべての国語のテストで出題され、特に将来の入試では確実に出題されます。漢字を正解できると、国語の点数が安定しますので、問題は確実にマルをもらいたいところです。そこで今回は、漢字の点数が取れるようになるためのポイントをお伝えします。

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漢字を覚えるのが苦手な子のおすすめ暗記法

まず大きなポイントとして”書きかた”よりも”読みかた”を先に頭に入れることをおすすめします。これは、どれが読めない漢字かを洗い出す作業が必要だからです。

そして読み方を覚える際は、音読をしましょう。音読み、訓読みともに、子どもが間違った読みをしていないか、チェックしてあげてください。ひと通り終わったら、今度は読めなかった漢字を覚えていきましょう。親子で読み方を出し合うと楽しく覚えることができます。

読み方をある程度覚えたあとは、今度は意味の確認をします。それぞれの漢字にどんな意味があるかを知った上で、熟語の例を見ていくのです。

ここまで終わったら、読みと意味、熟語にはどんなものがあったかを子どもに答えてもらいましょう。この段階では、口頭のみでよいです。できなかったものはチェックして、再度出題してください。

口頭で答えられるようになったら、書き方に移ります。集中して覚えることが大切なので、制限時間を決めましょう。時間内に何回も書くように促しながら覚えるようにします。

厳格に採点されることが多いので、とめはねはらいができているかは念入りに見てあげてください。時間がきたら、テストをします。出題範囲の漢字すべてを書けるようになるまで、やり直していきましょう。

書けたはずなのにバツがつく理由とは

自分では書けたつもりなのにバツがつくことがあります。これは採点者から、正確性に欠けるという評価を受けた場合です。

例えば、線の長さのバランスが悪かったり、とめはねはらいができていなかったりするとそうした減点を招きます。漢字テストでは普段より丁寧に書くことを心がけなければなりません。

しかし、字が苦手でどうしても丁寧な書きかたが難しい子どもは少なくありません。よく見かけるのは、まるで筆のように、うっすらと線と線がつながった書き方をしてしまうパターンです。

こうした書きかたは全体的に不明瞭に見えるため、採点基準によっては全問バツになってしまう可能性があります。

また、一見丁寧に書けていても、力を入れて書きすぎてはらいが不自然だったり、はねが長すぎたりして減点になる場合があるため注意が必要です。見本には書き方のポイントが示されているはずですから、意識して覚えるようにしましょう。

漢字の勉強時間以外でも、意識的に取り組みたいこと

机に向かって勉強する時間だけが、漢字を学ぶ機会ではありません。例えば本を読んでいるとき、教科書を読んでいるとき、お店でわからない漢字を見かけたとき、その漢字について積極的に知ろうとする姿勢を持つことが大切です。

そのためにできる身近な実践方法は、紙や電子などの辞書を普段から持ち歩くということです。調べる習慣をつけておけば、実際にその漢字が学習内容として出てきたときにも、スムーズに覚えることができます。

また、知育玩具の中には漢字、熟語などをテーマにしたカードゲームがたくさん出ていて、遊びの中で学びを深めることも可能です。ゲームソフトでも漢字を扱ったものが沢山ありますので、タッチペンを使って書くようなタイプであれば、読み書き両方の勉強になるでしょう。

苦手意識を克服できれば学習意欲にもつながりますので、漢字に対して抵抗が強い場合は玩具で親子一緒に遊ぶところから始めてみてはどうでしょうか。勉強時間以外でも、その子に合う”楽しく学べる工夫”をしてみましょう。

漢字は採点基準が厳しいことが多く、練習段階から正確な理解が求められます。子どもだけでは細部まで書けているかどうかのチェックはなかなか難しいので、親がサポートできる体制を作ってみてくださいね。

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稲石加奈

教育・受験指導専門家の西村創が主宰する「西村教育研究チーム」のメンバー、フリーライター。大学卒業後、書店に勤務し、実用書や旅行書、新書等、幅広く売場を担当。書籍を扱うプロとして常にアンテナを張り、多岐にわたるジャンルに対して学びの姿勢を貫く。その後、医療系商社勤務を経て、難関中学受験をメインに据えた進学塾の講師を務める。 出産を機に退職し、現在はフリーライターと双子の母を兼業中。台風のようなちびっ子たちに日々振り回されている。

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