教育は未知にあふれている

ソクラテスのたまご

2019.04.09

デキる子はもうやっている!? 成績を上げるノートづくりのコツ教えます

ノートはうまく活用すれば、学習効果が高まり、成績を上げるのに大いに役立ちます。しかし、残念ながら多くの子どもたちは、効果的なノートの取り方を身につけていません。勉強の内容は教わっても、ノートの取り方について指導を受ける機会はあまりないからです。そこで、成績アップをめざすために効果的、かつ効率的なノートの取り方について紹介します。

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ノートの取り方が雑だと、勉強をする上で非効率的

とりあえず黒板に書いてある内容を写せば良いのだと、無造作にノートをとるだけで満足してしまう子どもは多いものです。しかし、見返したときに何が書いてあるのか解らないノートは残念ながら”理解した”ことにはならないですよね。ノートの取り方ひとつで勉強の効率は変わってくるのです。

 

それでは、解りにくいノートとはどんなノートでしょう。必要最低限の情報が揃っていないノートはNGです。

 

情報は、軸として以下が理想的です。

・日付

・解いた問題のページ数

・問題の番号

 

大人でも省きたくなるところではありますが、解いた問題を復習するために問題の掲載されている箇所を探すところから始めなければならなくなります。

 

最低限”いつ、何をやった”のかが解るようにしておきましょう。

 

また、算数や数学でありがちなのが、途中式を乱雑に書いてあるノートです。ノートを通して見返したいのは”解き方”がポイントで、答えではないことを把握しておく必要があります。途中式こそ解りやすく書いておくと後々大変便利で役に立ちます。

 

なお、もっとも一番多く見られるのが板書を隙間なく写しただけのノートです。実は、話を交えての板版は重要な”ポイント”のみが書かれていることが多いため、そのまま書き写すとその前後の文脈が解らなくなります。

 

 

丁寧過ぎてもいけない? 気をつけるべき点とは

気をつけなければならないのは、”わかりやすいノート”と”丁寧なノート”は異なるという点です。

 

例えば、色ペンをたくさん使い、定規できっちり枠をとってノートを作る几帳面な子供は沢山います。しかし、そういう子供は授業中ノートをとることばかりに注力し、肝心の授業に対して集中できない傾向にあるのです。

 

大きなポイントとして重要なのは、授業の内容をノートに落とし込むということです。丁寧さは大切ですが、それはノートの見栄えをよくすることではありません。説明された内容を自分なりにまとめて残しておく、という作業の目的を見失わないように注意しましょう。

 

授業の内容をわかりやすく落とし込んでノートにしようとすると、書くスピードを上げなければ対応できないかと思います。すると、ノートの字は汚くなるかもしれません。読めないとなると困りますが、読めるのであればある程度崩れてもよいのです。

 

まずは必要な情報を書き留めることを優先するようにしましょう。

 

 

ノートとルーズリーフ、使い勝手がよいのはどちらのほうか

ノートとルーズリーフの使い勝手の良し悪しについては、使う側の管理の仕方によって意見が分かれるところでしょう。

 

ルーズリーフはあとから紙を追加できるという点で便利です。

 

ただし、それは、ルーズリーフを一枚一枚ファイリングしたり、ファイルがいっぱいになったら別の場所に移して保管したり、といった作業ができて初めて実現するもの。そういう仕分けが苦手な場合には、やはりノートがおすすめです。バラバラになって紛失することもありません。

 

使い終わったノートは、表紙にいつからいつまで使ったノートか、日付を記載しておきましょう。ひとまとめにしておいて、必要なときに取り出せるのが理想です。

 

そして塾に通うようになると、プリントをもらう機会が増えてきます。塾の方針によっては一度に大量に渡されるところも少なくありません。

 

ルーズリーフとプリントの両方を管理するのは骨が折れますので、さらにプリントを管理するとなると大変です。小学生の場合は”プリントをきれいな状態で持ち帰る”ことができない子どもが半数ぐらいいるものです。

 

そのあたりの事情も踏まえて、自分の子供の能力を見極めた上で相談して決めるようにしましょう。

 

このように、成績向上につながるノートをつくるのは難しいものです。親もノートに目を通し、何が不足しているのかを子供にアドバイスしてあげてください。ノートを通して復習できるようになれば、勉強の効率は大幅にアップします。

 

稲石加奈

稲石加奈(監修:西村創)

教育・受験指導専門家の西村創が主宰する「西村教育研究チーム」のメンバー、フリーライター。大学卒業後、書店に勤務し、実用書や旅行書、新書等、幅広く売場を担当。書籍を扱うプロとして常にアンテナを張り、多岐にわたるジャンルに対して学びの姿勢を貫く。その後、医療系商社勤務を経て、難関中学受験をメインに据えた進学塾の講師を務める。 出産を機に退職し、現在はフリーライターと双子の母を兼業中。台風のようなちびっ子たちに日々振り回されている。

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