教育は未知にあふれている

ソクラテスのたまご

2019.03.29

【中学生向け】問題集を上手に使えば新学期が変わる!? 3つの難易度別活用法を伝授します

春休みの予習、復習はすすんでいますか? 学校からの宿題がない春休みに問題集を使っている家庭は多いと思います。しかし、うまく活用できている自信はありますか? 多くの問題集は、基本・応用・発展と難易度別に分かれています。どのレベルまで解けるかが、そのときの実力をはかるひとつの目安です。また、問題集はレベル別に活用の仕方が大きく異なります。そこで、この記事では問題集を効果的に活用して学力アップをめざすために、問題集を解く際の注意点を難易度別に紹介します。

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基本問題を解くにあたっての注意点

まずは、問題に取りかかる前に、教科書の解説を読み込んでおきましょう。ほとんどの問題集が、基本問題は教科書が理解できていれば解けるレベルに設定されています。

 

基本問題はその単元のベースとなるものですから、全問正解できないと、応用へは移れないと思ってよいでしょう。中途半端な状態で進めると早々につまずき、勉強のモチベーション自体が低下する恐れがあります。

 

目安時間が設定されている問題集の場合は、時間内に解けなかった場合、たとえ答えが合っていても、理解が足りていないと考えたほうがよいです。子どもは「解けたからいいじゃん~」という姿勢であっても、やり直すようにしましょう。

 

目安時間内に解けるようになって初めて、基本を理解できているといえます。基本問題に載っているような代表的な問題は、ネット上にある無料の問題集などにも載っているはずです。できるようになるまで、くり返しやっておくとよいでしょう。

 

もし、お子さんが塾に通っているなら、塾講師にお願いして単元別の基本問題プリントを用意してもらうのもいいですね。

 

 

 

応用問題を解くにあたっての注意点

応用問題を解くにあたって大切なのは、解けない問題をとばしてでも、とりあえずすべて解くことです。

 

基本問題と違い、応用問題は解くにあたって難易度の高い問題が多くなります。つまずいた問題を長々と解き続けていては時間がいくらあっても足りません。できなかった問題はすべてマークして解説を読み、やり直しましょう。

 

ただし、それだけでわかった気になっていてはいけません。再度似た問題が出たときに解けるようにしておくことが大切です。そのためには類題を解くこと、また日を置いて間違えた問題を解いてみることを欠かさないでください。悩むことなく解けるようになるまでやり込めるとよいです。

 

中学生の数学の場合は、応用以上のレベルになると、途中式が長くなる問題が多くなります。書き出すのもひと苦労ですが、省かず、すべて読み返せるように残しておいてください。長い計算は別紙に書きつけ、あとで処分してしまう子供もよく見かけますが、それではせっかく解いても考え方を振り返ることができません。

 

自分がどう考えどう解いたのかはすべてノートに落とし込んでください。解説と見比べて、より効率的な解き方を知ることが大切です。

 

 

 

発展問題を解くにあたっての注意点

問題集自体のレベルにもよりますが、発展問題になると、無理してやらなくてもよい問題も多いのが実情です。

 

発展問題の多くは解く時間がかかります。限られた時間の中でより効率的に勉強しようと思ったら、不要な問題は切り捨てていかなければなりません。

 

たとえば志望校の出題レベルがほとんど応用レベルまでで、発展レベルからはせいぜい一問程度しか出ないという場合は、無理して挑むよりも応用問題を完璧に仕上げるほうに時間を割いたほうがよいでしょう。

 

応用問題に関してはある程度仕上がっていて、発展問題に挑みたいのであれば、志望校の頻出範囲はどの単元かを分析してからにしたほうが無駄がなくて済みます。

 

しかし、そうはいっても、自力での分析はなかなか難しいものです。塾に通っている場合は、一度塾講師に相談し、どのレベルまでの勉強が必要なのかを教えてもらってください。単元によって求められるレベルが違う場合もあるため、勉強しなければならない問題を、講師の目線でピックアップしてもらいましょう。

 

すべての段階で共通していえるのは、ミスした部分を振り返り、解けない問題を残さないよう努めることが大切です。自分のめざす目標に必要なレベルを見極めながら、学力を着実に高めていきましょう。

 

稲石加奈

稲石加奈(監修:西村創)

教育・受験指導専門家の西村創が主宰する「西村教育研究チーム」のメンバー、フリーライター。大学卒業後、書店に勤務し、実用書や旅行書、新書等、幅広く売場を担当。書籍を扱うプロとして常にアンテナを張り、多岐にわたるジャンルに対して学びの姿勢を貫く。その後、医療系商社勤務を経て、難関中学受験をメインに据えた進学塾の講師を務める。 出産を機に退職し、現在はフリーライターと双子の母を兼業中。台風のようなちびっ子たちに日々振り回されている。

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