教育は未知にあふれている

ソクラテスのたまご

2019.02.27

読解力をつけるために小学生低学年からできる3つのステップ

国語の理解を高めるために重要な「読解力」。しかし、国語以外の教科でも、まずは問題を理解することが重要であり、そのために読解力は必要不可欠です。学力を伸ばすカギとなる読解力は、どのようにして身につければ良いのでしょうか。小学生低学年のうちから習慣にできることをお伝えします。

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【ステップ1】さまざまな文章に触れる機会をもとう

読解力をつけるためには、本や小学生新聞など日常的に活字に触れる習慣をつけることが王道であり基本になります。

 

さまざまな文章に触れたことのある子どもは、文章を読むことに対して抵抗が少ない傾向があります。長文を目の当たりにしたときの「読みたくない…」という抵抗感、モチベーションの低下を防がなければ内容を深く読み解くことはできません。

 

また、小学生低学年の子どもに本や新聞を読んでもらうために、まずは親がその姿を見せることが重要です。親が本や新聞を読んでいることが多ければ、読書をすることが子どもにとって当たり前のことになり自然と読む習慣がつきやすくなります。

 

子どもが本や新聞に触れる機会が多いほど徐々に知識も増えていくため、ますます活字に触れるのがが楽しいと思えるようになっていくことでしょう。

 

もし、子どもが本や小学生新聞などに興味をもてないようであれば、家族で一緒にニュース番組を見て同じテーマの新聞記事を探して一緒に読んでみたり、アニメや映画などの映像を見てからその原作の本を読んでみたりなども工夫も効果があります。

 

マンガを読んで描かれている内容に興味をもたせるというのもアリ。私が出会ってきた子どもの中には、マンガを読んでからその小説版を読むようになったという子どもも多くいました。

 

 

【ステップ2】知らない言葉は気軽に調べる習慣をつける

活字に触れる習慣ができたら、次は、語彙力を高めていくことが大切です。

 

文章を読む中でわからない語句が出てきた場合、前後の文脈から大体の意味を想像することができますよね。しかし、あまりにも分からない言葉が多すぎると想像すらできなくて、それ以上読む気をなくしてしまい活字離れを引き起こしてしまうかもしれません。そんな事態を防ぐためにも、知らない言葉が意味を調べる習慣をつけたいのです。

 

小学生低学年は、大人が思っている以上に覚える能力がとても優れています。知らない漢字や語句、ことわざなどがあったら辞書をひく習慣をつけましょう。語彙の習得はとにかく日々の積み重ねが重要です。

 

例えば、「1日に3つの言葉の意味を覚える」というように目標を立ててコツコツ取り組むのもいいですね。

 

 

【ステップ3】文章の要約をしてみる

活字への抵抗がなくなってきたら次の段階です。読解力を高めるためには、筆者や登場人物の心情や言いたいことを理解するだけでは不十分です。テストでは、文章の意図を正しく理解し、それをアウトプットするまでの力を問われます

 

その力を身につけるためには、読んだ内容を要約する方法がとても有効です。一見、難しそうに思える論文や長文であっても筆者の言いたいことは意外と多くはありません。

 

物語文の要約のポイントは、“いつ・どこで・だれが・どうした”ということを書き出すこと。そして、主人公や登場人物が“どんなことをきっかけに、どうなったのか”という流れを書き出すことです。

 

説明文や論説文の要約のポイントは、“細かい説明(具体例)”を削り“まとめの説明”を抜き出すことです。

 

まとめの説明は、“このように”“つまり”“したがって”などのつなぎ言葉のあとに来ることが多いですよ。

 

ちなみに、説明文と論説文のちがいは、筆者の意見が書かれているか、そうでないかです。論説文には筆者の意見が書かれており、まとめの説明が筆者の意見であり、最終段落に述べられていることがほとんどです。


以上、小学生低学年のうちから読解力を身につけるには、多くの文章に触れる機会をつくること、語彙力をつけること、要約文を書くことを習慣にすることが理想です。

 

読解力が高まっていけば、全ての教科において問題を正しく理解しアウトプットする能力も高まっていきすよ。

 

浅香ゆき

浅香 ゆき(監修:西村創)

教育・受験指導専門家の西村創が主宰する「西村教育研究チーム」のメンバー、フリーライター。自身も高校受験、大学受験を経験し、県立進学校、有名私立大学に合格。大学受験ではAO推薦合格の実績がある。大学在学中、大手塾講師や公文式の採点助手等、小学生から高校生の勉強をみる傍ら、児童館でのアルバイトやボランティア活動で多くの子どもと関わりをもつ。現在、幼稚園入学を控えた娘と妊娠中の第二子を抱え、駆け出しのライターとして日々執筆に奮闘中。

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