「200万円以下」は普通? 受取総額、月の保険料、払込期間、受け取り年齢……「学資保険」の実態調査

子どものために学資保険に入っている家庭は少なくないでしょう。物価高の昨今、お金を堅実に貯められる手段としても期待できそうです。
株式会社トイントが行った「学資保険加入に関する実態調査」の集計結果から明らかになった、受取総額・月の保険料・払込期間・受け取り年齢などの実態をご紹介します。
学資保険の受取総額は?
まずは、学資保険の受取総額から見ていきましょう。
学資保険に加入している274名の回答は、このようになりました。

「100万円以上200万円以下」という方がもっとも多いようです。
具体的な金額は以下の通り。

この集計結果から考えると、学資保険の相場は200万円程度のようですね。大学に入学する際は100万単位の出費になることが多いので、200万円が受け取れるというのは、家計にとってかなりの助けになりそうです。
学資保険の月の保険料は?
では、保護者たちは学資保険に毎月いくら払っているのでしょうか?
月払いタイプでは、このような結果になりました。

「10,000円以上19,999円以下」の回答が最多でした。
万単位の出費は痛いですが、後にドカンと返ってくると考えれば前向きな投資になりますね。生命保険のようにかけ捨てではなく、むしろプラスになることもあるのが、学資保険の大きな魅力でしょう。
学資保険の払込期間は?
学資保険を受け取るために必要なのが、一定時期までの継続した払込です。
一般的に払い込む期間が長いほど受取金額も大きくなりますが、一般的な“相場”の期間はどれくらいでしょうか?

もっとも多いのは「15年間」でした。0歳の時点で加入した場合、だいたい中学卒業の時期にあたりますね。
2位は「18年間」。こちらは高校卒業の時期に相当するでしょう。3位は「10年間」でした。加入時期にもよりますが、中学受験などを考えている場合、塾代や進学費に充てられそうです。
なお、学資保険の加入年齢は以下の通りです。

半数以上の方が「0歳」と回答しています。出生前~1歳がランキング上位を占めているため、多くの保護者が子どもの将来に向けて早くから準備をしていることがうかがえます。
学資保険の受け取り年齢は?
今までの苦労(払込)が報われる、学資保険の受け取り。学資保険の受け取り年齢はサービスやプランによって異なりますが、保護者たちはどのタイミングで受け取ることが多いのでしょうか?

最多の回答は「18歳」でした。コツコツと積み立てておけば「お金が足りなくて大学へ行かせられない」という事態を防止できそうですね。
2位は「17歳」、3位は「15歳」です。しかし「18歳」の回答率が71.90%なのに対して、2位以下はすべて数%程度。ほとんどの方が「18歳」を基準に考えていることがわかります。

学資保険について、およそ4割の方が受け取り総額「200万円以下」という結果になりました。「201万円以上300万円以下」の回答とは僅差ですが、それほど珍しくない金額といえるでしょう。
物価高の昨今ですが、お子さんにはきちんとした将来を保証してあげたいもの。学資保険を活用して、かしこくお金を育てられると良いですね。
<参考資料>
・PR TIMES(株式会社トイント)
・株式会社トイント
・トインク

教育に関する有識者の皆さまと一緒に、子を持つお父さん・お母さんでもある「ソクラテスのたまご」編集部のメンバーが、子どものために大人が知っておきたいさまざまな情報を発信していきます。