「全寮制スクール」を3泊4日で体験! 春休みの「滞在型英語プログラム」で得られるもの

2022年から2023年にかけて日本での開校ラッシュが続く「ボーディングスクール」は、全寮制かつ国際色豊かな学校として注目を浴びています。その中の一つ、2022年9月に開校した愛知県の「国際高等学校」では、3月25〜28日に滞在型英語プログラム「スプリングスクール2023」を開催。そこで行われる魅力的な学びについてご紹介します。
国際高等学校とは?

国際高等学校は、男女共学のボーディングスクール(全寮制学校)。国内外から生徒を受け入れており、多様性を重視した学校文化の下、「世界に通用するリーダー」を育成する教育に力をいれている学校です。
一番の特徴は「ケースメソッド」を取り入れた教育。ハーバード大学などでも取り入れられている方法で、机上の学習にとどまらず、友達と議論して、実際に体を動かして課題解決に取り組むスタイルを採用しています。実践的な学びを通して、子どもたちを世界に通じる人材として育てることを目指しているのですね。
国際バカロレア・ディプロマ課程(IBDP)で学びながら、日本の高校卒業資格を得られることも国際高等学校の大きな魅力の一つです。
「スプリングスクール2023」では、何が体験できる?

今回行われる「スプリングスクール2023」では、実際の国際高等学校での寮生活を3泊4日で体験でき、その中で実際にケースメソッド授業を体験することができます。
具体的には、1日目に国際高等学校の文化祭(Art Performance Day)で在校生との交流、2〜4日目には、ハーバード流ケースメソッドを用いた国際高等学校ならではのリーダー教育プログラムを体験する予定。授業の中で子どもたちは、日常生活の中にある身近な題材を取り上げ議論を交わした後、その題材と関連する運動やアクティビティを行うのだそう。
教科書やノートとにらめっこする学びではなく、キャンパスの施設を最大限に活用した実践的な学びが体験できるのは、子どもにとって大きな刺激や発見がありそうですね。
これらの学びはすべて英語で行われます。「英語にはあまり自信がない……」というご家庭でも、日常会話ができるレベルなら、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
「スプリングスクール2023」に参加することで得られるものとは
「スプリングスクール2023」の4日間で期待できるのは、単なる英語力の向上や国際交流体験ではありません。ボーディングスクールは、生活そのものが学びとなる環境。体験を通して、次のような能力やスキルの向上が期待されます。
- ケースメソッド学習を仲間と協力して行うことを通して、個々のリーダーシップを磨く
- 寮生活の中で様々なルーツをもつ友人と交流することで、国際的な視点を養う
- バックグラウンドが異なる仲間との交流を通したコミュニケーション能力、寮生活体験による自己管理能力など、あらゆるスキルの向上
これらはいずれも非認知能力と呼ばれる、学力だけでは測れないもの。これからの社会を生き抜く上で必要になってくると言われているスキルです。
たった4日間ではありますが、単なる英語学習だけでは絶対に得られない経験が、たっぷり詰め込まれているカリキュラムということです。
「スプリングスクール2023」の開催日は、多くの子どもたちにとっては春休み。お友達と思い出をつくる春休みももちろん素敵ですが、その中の数日を将来の進路を考えるために使うのもよいかもしれませんね。
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<参考資料>
・PR TIMES(学校法人栗本学園)
・Spring School 2023(NUCB International college)

1991年生まれ、ライター兼編集。小学生向けファッション誌のほか、小学校教員向け専門誌の編集を経て、2022年にフリーに。小学校教育や性教育、10代のトレンドなどについて執筆している。夫と猫の3人暮らし。