受験生の親がやってる7つの「風邪・コロナ対策」。換気、手の消毒よりも多い回答は……

年が明けて、一気に本番モードが加速する受験シーズン。大事な本番を前にしてもっとも避けたいのは体調不良。今年は風邪や新型コロナウイルス感染症に加え、インフルエンザも久々に流行しています。
今回は、「明光義塾」を全国展開する株式会社明光ネットワークジャパンが受験生の保護者880名を対象に調査した「受験に向けた風邪・コロナ対策」をまとめました。
家庭内で実施している風邪、コロナ対策は?

家庭で行われている風邪・コロナ対策、最多はやはり「手洗い・うがい」。
基本的なことではありますが、ドアや手すりなど無意識のうちに触れるものが感染経路になることが考えられるため、年間を通して行いたい対策です。
厚生労働省によると、「流水による15秒の手洗いだけでウイルスの数は100分の1に、石けんやハンドソープで10秒もみ洗いし、流水で15秒すすぐと1万分の1に減らせる」のだそう。基本的なことですが、毎日欠かさず行うことが重要なのが改めて分かりますね。
2つ目は「手の消毒」。
こちらも半数以上のご家庭が取り組まれていました。消毒は、すぐに手が洗えない状況やお出かけ先でサッと行える対策です。コロナ禍以降、除菌グッズを常に持ち歩いているという方も多いのではないでしょうか。
普段は持ち歩いていないという方でも、体調を崩しやすい冬だけは携帯しているという場合も多いかもしれません。最近はジェル、スプレーなどの定番タイプのほか、ハンドクリームタイプも発売されており、手荒れしやすい人も使いやすい形状が増えてきました。
3つ目は「定期的な換気」です。
換気の悪い密閉空間は、コロナや風邪が感染しやすい条件の一つ。環境省によると、「1時間に2回程度、数分間の換気」が感染対策として有効なのだそう。そして、一つの窓を開けるのではなく、2方向の窓を開け(窓が一つしかない場合はドアを開ける)、風通しをよくすることが重要です。
ちなみに、消毒剤などの噴霧は、目や鼻などの粘膜に付着したり、吸い込んだりする可能性があることから、厚生労働省では推奨していません。「せっかく部屋が暖かくなったのに窓を開けると寒くなってしまう……」と思うかもしれませんが、基本的な換気が欠かせないようですね。
その風邪・コロナ対策、万全? 半数以上が「不安」と回答

「ご家庭内でのコロナ対策についてどのように感じているか」という問いには、半数以上の人が「不安に感じる」「どちらかというと不安に感じる」と回答。
どんなに配慮していても、完璧に防ぐことが難しいのが体調不良。受験が終わるまではイベントや長距離移動を控えたり、前述の予防を徹底するのが大事ですね。
また、家族全員で感染対策に取り組み、家庭内での感染もしっかりと防ぎましょう!
体調を整えて、合格に向けてラストスパート!
体調管理は、受験を控える家族にとって常に気が抜けない重要事項。「ちょっぴり面倒くさい……」と思ってしまうこともありますが、基本的な対策を積み重ねて、万全の体調で受験本番に挑みたいですね!
<参考資料>
・受験生の保護者の6割以上が、コロナ対策として学校を休むことに理解あり 明光義塾調べ「受験生のサポートに関する実態調査」(株式会社明光ネットワークジャパン)
・新型コロナウイルス感染症について(厚生労働省)
・コロナと換気(環境省・ZEB PORTAL)

1991年生まれ、ライター兼編集。小学生向けファッション誌のほか、小学校教員向け専門誌の編集を経て、2022年にフリーに。小学校教育や性教育、10代のトレンドなどについて執筆している。夫と猫の3人暮らし。