偏差値30からの海外進学。「東大、京大よりも世界トップ100の大学に入るほうが簡単」ってホント?

もしお子さんが「将来やりたいことが見つからない」と悩んでいるのなら、昨月刊行された書籍『やりたいことが見つからなければ留学しなさい。』を参考に、海外への進学も視野に入れてみませんか?
「ふつう」の高校生でも世界ランキングトップ校に合格できる!?
『やりたいことが見つからなければ留学しなさい。』は、2022年12月21日に株式会社かんき出版から刊行された書籍です。

著者は山内勇樹さん。山内さんは海外進学のプロフェッショナルです。ハーバード大学、コロンビア大学、スタンフォード大学など、数々の名門大学へ20年近く教え子を送り出しているそう。
山内さんは、「東大、京大の合格よりも、留学で世界の大学ランキングトップ100以内の学校に入れる可能性のほうがずっと高い」といいます。
「いやいやそれって成績優秀な生徒だけでしょ」と思ってしまいますが、なんと偏差値30のお子さんでも実現できる可能性があるそう! 実は山内さんこそ、偏差値30からの海外の名門大学に成功した人物のひとり。実体験を元にしたノウハウは、進路選びのヒントになりそうです。
大学名は二の次、進学で一番大切なことは……
『やりたいことが見つからなければ留学しなさい。』の目次は以下の通りです。
序章 留学は超現実的な選択肢
第1章 大学進学の選択肢を広げよう
第2章 アメリカの大学へ入学する方法
第3章 「海外」で人生が変わる
第4章 海外留学にかかるお金
第5章 海外進学を考えるなら知っておきたい 出発前・現地手続きのあれこれ
海外留学について役立つ情報が満載であることが分かります。海外留学に興味があっても「偏差値が低いから無理だろう」と諦めている方や、「そもそも具体的に何から始めたら良いのかわからない」と情報に困っている方は少なくないでしょう。
そのような親子に、『やりたいことが見つからなければ留学しなさい。』が道しるべになってくれそうです。必要な費用や準備まで詳しく解説してくれているので、読み終えるころには海外留学についてのイメージがかなり具体的になっているはずです。
本書では、世界の名門大学合格や留学のノウハウだけではなく、“大学に行く意味”も伝えています。「なぜ海外で学ぶのか」「そこで何を学び、何を得て、何ができるようになったか」ということが大切であり、大学名は二の次だと山内さんは言います。
これって、国内の大学に進学するお子さんにも言えそう。
「大学くらいは出ておきなさい」という親の希望で大学に進学したものの、自分の意志ではないので勉学に精が出ず、大学の思い出よりもアルバイトの思い出のほうが多い。成績ではなく出席日数で卒業……なんてことにならないためにも、進学の意味って大事ですよね。
なぜ学ぶのか、そこで何を得るのか。著者の山内さんは、海外留学ならこれらを飛躍的に達成できると言います。海外留学は、誰にでもあるチャンス。成績にかかわらず、また目標の有無にかかわらず、海外の名門大学に進学して可能性を広げてみるのもいいかもしれません。

偏差値30からの大学進学はハードルが高く感じがちですが、『やりたいことが見つからなければ留学しなさい。』の著者である山内さんは、実際に偏差値39で海外名門大学への進学を実現したそう!
東大、京大よりも世界トップ100の大学に入るほうが簡単なんて不思議に思えますが、『やりたいことが見つからなければ留学しなさい。』でその理論やノウハウを知れば、思わぬ可能性が開けてくるかも……。進路選びに迷ったときには、海外留学もぜひ選択肢のひとつに入れてみてくださいね。
<参考資料>
・@Press(株式会社かんき出版)

教育に関する有識者の皆さまと一緒に、子を持つお父さん・お母さんでもある「ソクラテスのたまご」編集部のメンバーが、子どものために大人が知っておきたいさまざまな情報を発信していきます。