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2022.11.16

中学・高校・大学入試で出題急増。「親が習っていない」新しいテーマとは?

時代はめまぐるしく移り変わっています。「SDGs」なんて、保護者世代が学生のころは習ったことも聞いたこともなかったですよね。
しかしSDGsは、今では入試問題にも出題されるほど身近なテーマ。教科書の丸暗記も悪くありませんが、SDGsに積極的に取り組んで根本から理解しませんか?

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SDGsはもはや学生の常識

株式会社 栄光が、小学1年生~高校3年生の保護者273人に対して「小中高生の家庭のSDGs( Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)に関する意識調査」を実施しました。

そのアンケートによると、「これまでに学校でSDGsを取り扱った授業はありましたか」の問いに対して、73.3%が「あった」と回答。前年度の調査では54.8%だったそうなので、じわじわとSDGsが浸透していることがわかります。

実際、小学校では2020年度、中学校では2021年度、高校では2022年度から、「持続可能な社会の創り手の育成」が新学習指導要領に盛り込まれています。

具体的な指導内容は以下のとおり。

ほとんど、通常の授業の中で取り入れられているのですね。「自分で調べる」系の回答も目立っていることから、SDGsに関する宿題も多いのかもしれません。

「『SDGs』について子どもに取り組んでほしいことはありますか」との質問には、多くの保護者が「SDGs達成のため、家庭で出来ることに取り組む」と回答しました。

家庭で出来ることなら、子どもと保護者が一体になっておこなえます。たとえば保護者からは、以下のような声が寄せられたそうです。

世界で何が起きているかを知ること自体がSDGsにつながると考えているので、様々なニュースに触れて会話するようにしている。

(高2保護者)

夏休みの自由研究で、SDGsカルタを作ったが、家族で考える機会になった。節水・節電などできることから意識させている。

(小5保護者)

一緒に買い物に行った時に、賞味期限が短いものから購入する等、食品ロスを意識した買い物をしている。

(高1保護者)

学校で、グループで調べ学習をして発表をしたことがあり、その時のテーマがフードロスについてだった。それから、食べ残しをしないということを家庭でも繰り返し話しています。

(中3保護者)

保護者と一緒に取り組めば、SDGsに興味が湧くきっかけになりそうです。

中学・高校・大学入試でもSDGsの問題が急増中

SDGsは授業や家庭だけのテーマではありません。

近年、入試問題にもSDGsをからめたテーマがよく出題されているので、深い知識や対策が不可欠です。

たとえば明治大学付属明治では、「2021年度東京オリンピック・パラリンピック」「『つくる責任 つかう責任』(※2021年度オリパラの目標)」の2つをを結び付けて、【この目標の達成から大きく遠ざかる問題が発生したが、それは何か】という設問をつくりました。回答は記述式です。

「ボランティアの人数が減ったことによる影響といわれる」というヒントが提示してあるので、それらの情報から推測する形になりました。

この設問における理想的な回答は、「ボランティア向けの弁当の大量破棄」。1か月でおよそ13万食の弁当が廃棄になったと、当時大きな問題になりました。

金額に換算すると1億1600万円分だそう。ちなみに開会式ではスタッフ向けの弁当4000食が余り、医療用ガウンやマスクなど500万円分の大量処分もあったそうです。SDGsを提唱しているのに、世界に顔向けできないほどひどい有様ですね……。

7割の親が“内容を知らない”、子どもの将来に影響大の「新しい必修科目」とは?
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問題です! 「2020年から、小学校で必修化された新たな指導内容と言えば?」……答えはプログラミング教育。ご存知でしたか? 「知らなかった!」「もう始まっている.....

中学・高校・大学入試で「親が習っていない」テーマがよく出題されるようになっています。

特に代表的なのは「SDGs」。身近ではあるものの、とても深く根強いテーマです。

受験対策として、あるいは地球の未来を担う一員として、出来ることから家族でSDGsに取り組んでみませんか?

<参考資料>
増進会ホールディングス(Z会グループ) 子どものSDGs認知度は95%、きっかけは学校の授業 保護者の9割超「子どもに関心をもってほしい」(PR TIMES)

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