教養不足な大人が、“なんとなく”しか知らない「世の中の論点」に自分なりの考えを持てる本

子どものちょっと難しい質問に、的確に答えられていますか? 「私もわからないから一緒に調べよう」とスマホを取り出すのも悪くないですが、その場でサッと回答できたらかっこいいですよね。今回ご紹介するのは、今知っておくべき世の中の論点を知り、自分なりの考えを持つことができるようになる、そんな1冊です。
“なんとなく”しか知らない「世の中の論点」がわかる本
『18歳から100歳までの日本の未来を考える17のキーワード』は、2022年9月22日に株式会社学研ホールディングスから刊行された書籍です。

本書のキャッチコピーは、『先の見えない時代を生きるすべての大人に。最低限知っておきたい、世の中の論点』。元は大学入試向けの参考書だったものを、大人のための教養本としてリニューアルしたそうです。
めまぐるしく変化する世の中に、「言葉は知っているけれど深くはわからない」「社会問題になっているようだけど背景は知らない」など、ぼんやりした知識のまま過ごしている方は少なくないでしょう。
『18歳から100歳までの日本の未来を考える17のキーワード』では、名称の通り、今の日本を知るうえで欠かせない17のトピックが紹介されています。
やさしいタッチのイラストも収録されているので、時事問題にあまり詳しくない筆者でも理解できそう。用語が丁寧に解説されているのもうれしいですね。
賛成と反対、両方の意見を知ることができる
『18歳から100歳までの日本の未来を考える17のキーワード』に収録されているのは、全部で17のトピックです。
1.現代の国際情勢の基本
2.民主主義の基本
3.経済の基本
4.AIで世の中はどう変わるのか
5.教育はこの先どう変わるのか
6.ジェンダーをめぐる問題
7.メディアとの付き合い方
8.少子高齢化が深刻化している背景
9.地域社会の問題
10.外交・安全保障と日本
11.人権をめぐる問題
12.格差社会と日本の現状
13.地方活性化のための対策
14.医療・生命をめぐる問題
15.食をめぐる問題
16.グローバル化で世界はどう変わったのか
17.環境問題との向き合い方
筆者にとっては、どれも「聞いたことはあるけれど深くは知らない」ものばかり。
特に昨今の世界情勢を鑑みると、「外交・安全保障と日本」について真っ先に知見を深めたい気持ちがあります。筆者のように興味を持った分野から読んだり、1ページ目から順に読んだりなど、お好みで自由に学んでくださいね。
また本書では、賛成と反対どちらの意見も紹介しているのもポイント。一方に偏りすぎず、「こういう考え方も確かにあるな」と違う角度からも眺められると、視野の拡大にも役立ちそうです。
『18歳から100歳までの日本の未来を考える17のキーワード』を活用して、“教養不足”を解消しませんか?

『18歳から100歳までの日本の未来を考える17のキーワード』では、今の日本を知るうえで欠かせない17のトピックを紹介しているそうです。
用語解説もイラストも交えているので、時事問題に慣れない方でもスッと入りやすいでしょう。
教養のあるかっこいい大人になるために、また子どもにとって頼れる保護者になるために……本書を活用してはいかがでしょうか。

教育に関する有識者の皆さまと一緒に、子を持つお父さん・お母さんでもある「ソクラテスのたまご」編集部のメンバーが、子どものために大人が知っておきたいさまざまな情報を発信していきます。