会場は、メタバース博物館。「恐竜の化石」を観察するオンラインイベント【無料】

暑かった夏もすぎ、秋となると芸術、文化、食欲、スポーツと何かをしたくなりますね。
今年はちょっと変わった「恐竜の秋」はいかがでしょうか。10月22日(日)に、仮想空間の博物館でバーチャル化石を見学できるオンラインイベントが開催されます。大人も子どもと一緒に楽しめますよ。
会場は、メタバース地球科学ミュージアム
今回のイベント「古生物学者の恐竜化石講座&バーチャルナイトミュージアムツアー」の主催は、小中学生向けの科学雑誌『子供の科学』。
2022年の夏休みに行われた「古生物学者のおすすめ自由研究講座&バーチャル化石発掘ツアー」の第2弾である今回のテーマは「恐竜」です。
講師の地球科学可視化技術研究所・芝原暁彦先生が、メタバースプラットフォーム「cluster」の中につくり上げた「メタバース地球科学ミュージアム」を会場に、「恐竜化石講座」と「バーチャルナイトミュージアムツアー」を開催。
イベントではまず、「恐竜化石講座」として、3Dが恐竜の化石を研究する上でどのように活用されているのかについて、芝原先生がレクチャー。図鑑や本では見られない最新の情報について、知れちゃうかもしれません。
夏の講座では、子どもたちがアバター姿でミュージアムに潜入。自分の分身が化石にのったり、色々な角度から化石を観察したりして楽しんだそうです。
今回は、ハロウィンイベントとして企画されているので、夜の博物館にでてくるのが、ミイラ男だったり、ドラキュラだったりするのでしょうか? それは参加してのお楽しみですね。
古生物学者が、古生物学者になったわけ
古生物学者であり、地球科学可視化技術研究所の所長との肩書きをもつ芝原暁彦先生。そんな先生のご出身は、恐竜好きのメッカともいえる「福井恐竜博物館」のある福井県です。
学者としての人生を決めたのは、4歳のころの、国立科学博物館でのタルボサウルスの全身骨格との出会いだったのだとか。
タルボサウルスはアジア最大の肉食恐竜で全長約10メートルの迫力ある恐竜ですが、恐竜の中ではマイナーな種類です。タルボサウルスとの出会いが先生の古生物学者の原点とはびっくり。
近年では、福井バーチャル恐竜展のスタッフとしてもご活躍の芝原先生。福井県内で化石が発見された恐竜を、3Dや仮想現実(VR)で楽しめるように監修されています。
「古生物学者の恐竜化石講座&バーチャルナイトミュージアムツアー」は、主に小中学生を対象としたイベントですが、高校生以上の方も参加可能。きょうだいのみならず、親子で一緒に楽しむことができます。
参加は無料ですが、『子供の科学』が提供するデジタルコンテンツ「コカネットプレミアム(DX)」の会員登録が必要です。
また「メタバース地球科学ミュージアム」に入るには、事前にメタバースプラットフォーム「cluster」のアプリをインストールしなければなりません。「メタバース地球ミュージアム」は、すでに仮想上で24時間オープンしているので、インストール後に一度下見に訪れても良いかもしれませんね。
満席となり次第締め切りとなるそうなので、気になる方は早めに申し込みを!
●開催概要
・日時 2022年10月22日(土)16:00~17:30
・定員 300名 (申し込め締切は10月16日(日))
・参加費 無料 ※コカネットプレミアム(DX)の会員登録が必要
・参加方法 zoomとメタバースプラットフォーム「cluster」アプリ
詳しい詳細はこちら
芝原先生のタルボサウルスの全身骨格との出会いと同じく、この講座が何かのきっかけに…なんて考えが甘いのは、百も承知。ですが、親としてはちょっと期待してしまいます。
それはさておき、家にいながらにして本物の学者の話を聞ける機会はそうそうありません。子どもだけと言わず、親子ともども「恐竜の世界」にどっぷりはまる1時間半になるのではないでしょうか。
<参考資料>
・株式会社誠文堂新光社 雑誌『子供の科学』が《メタバース地球科学ミュージアム》で恐竜化石講座&ナイトミュージアムツアーを開催!(PR TIMES)
・READYFOR 「「福井バーチャル恐竜展」で、福井県の魅力を全世界に発信したい!」
・Twitter 芝原暁彦/古生物学者・メタバース地球科学

教育に関する有識者の皆さまと一緒に、子を持つお父さん・お母さんでもある「ソクラテスのたまご」編集部のメンバーが、子どものために大人が知っておきたいさまざまな情報を発信していきます。