まさかまさか、あの絵本のあのパンたちが目の前に…!この夏の注目イベント

誰からも愛される絵本を600冊以上も手掛けてきた、絵本作家のかこさとし(加古里子)さん。2018年に92歳で逝去されましたが、『からすのパンやさん』『だるまちゃん』シリーズなどは世代を超えて今後も受け継がれていくでしょう。
そんなかこさとしさんの「思い」を表現した、『かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと』が開催されています。
『かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと』

『かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと』とは、期間限定の展示イベントです。
開催場所は、Bunkamura ザ・ミュージアム。2022年7月16日(土)~9月4日(日)という、1ヶ月半のレアイベント。小学生や未就学児は無料で入館できるので、夏休みの思い出づくりにおすすめです。
『かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと』では、かこさとしさんにまつわるさまざまな展示を見ることができます。
たとえば、
- 油彩画(かこさとしさんが若いときに描いたもの)
- 紙芝居(創作の原点になったもの)
- 絵本の原画(未発表のものもある)
- 代表的な絵本
など、過去から晩年まで、「かこさとし」という人間の歴史が一堂に会しているのが特徴です。

その生涯をたどりながら作品の世界に触れることで、かこさとしさんが絵本を通して未来に何を残したかったのか、子どもたちに何を伝えたかったのかが、自然に浮かび上がってくるはず。
「この絵本知ってる!」が、子どもはもちろん、保護者世代もきっと見つかるでしょう。
なお、本展には「宇宙進化地球生命変遷放散総合図譜(通称:生命図譜)」(複製)も展示されるそう。これは未完の大作で、一般には初公開されるもの。
エントランスウォールにはデジタル絵本が……

『かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと』の1階エントランスウォールでは、「かこさとし 表紙絵の世界」として本棚型のインタラクティブ展示がおこなわれているそうです。
近づくと異なる絵本があらわれるというので、「今回は何が出るかな」なんて子どもと一緒に楽しめそう!
“あの絵本”のフォトスポットも
『からすのパンやさん』をご存知ですか?
筆者は幼いころによく親に読んでもらっていました。気に入ったパンには鉛筆でマルをつけていたので、絵本がボロボロだったことを覚えています。今は新しいものを買って自分の子どもに読み聞かせしています。
親世代から脈々と受け継がれる『からすのパンやさん』が、『かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと』ではフォトスポットで登場するそうですよ。

まさかまさか、絵本で描かれていたあのパンたちが、リアルに目の前に……! これはもう必見でしょう。
余談ですが、私が幼いころは、見た目だけで「こいぬパンがほしい」とか言っていた気がしますが、今では「すいかパン」一択です。「のみパン」に比べてボリューミー。すべて同じ値段なら絶対すいかパンでしょ……と思う私は、成長したってことですよね(笑)。
グッズショップも外せない!
『かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと』には、グッズショップもあります。
巾着やぬいぐるみなど、たくさんのグッズはどれも「ほしい!」ばかり。おなじみのキャラクターたちとの出会いにワクワクしますね。

『かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと』は、大人も子どもも楽しめる期間限定イベント。小学生と未就学児は無料なので、ぜひ親子で足を運んでみてはいかがでしょうか。
開催概要
『かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと』
【会期】2022年7月16 日(土)~9月4日(日)
【会場】Bunkamura ザ・ミュージアム(〒150-8507 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 B1F)
【開館時間】10:00-18:00 金・土曜日は21:00まで(最終入館は各閉館時間の30分前まで)
※会期中のすべての土日祝および8月29日(月)-9月4日(日)は一部オンラインによる入場日時予約が必要です。詳細はBunkamura ザ・ミュージアムHPをご確認ください。
※状況により、会期、開館時間、入場方法等が変更となる場合がございます。
【入館料〈税込み〉】一般1,400円 /大学生 800円/高校・中学生 500円 ※小学生・未就学児無料。
※子ども(小学生以下)のみの入場はできません。大人(保護者)の同伴が必要です。安全管理上、保護者1名につき子ども(小学生以下)2名までとさせていただきます。
【HP】www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/22_kako/
<参考資料>

教育に関する有識者の皆さまと一緒に、子を持つお父さん・お母さんでもある「ソクラテスのたまご」編集部のメンバーが、子どものために大人が知っておきたいさまざまな情報を発信していきます。