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2022.07.07

わが子と「お金の話がしたい」と思ったら。投資や資産形成がよく分からない保護者のto do

お金の教育って、難しいですよね。せっかくあげたお小遣いも、親から見ると「えっ」という使い方をされることもあるのでは?
子どもに「お金は大事なんだよ」と伝えても、よく理解できていない様子。どう教育すれば良いのか、難しい……。
しかしこの夏、大人も子どもも楽しめる金融教育イベントが開催決定したようです!

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なぜ金融教育しなきゃいけないの?

私たちを取り巻く社会は、刻々と変化しています。

金融教育は、不確実な時代の中で「生き抜く力」を身につけるための方法のひとつ。キャッシュレスの普及や文部科学省の方針で、金融教育のニーズは日増しに高まっているのです。

キャッシュレスの普及

お会計は、レジでバーコードをピッとかざすだけ。あるいは、通販サイトで「購入」ボタンをクリックするだけ。

キャッシュレスの普及により、昨今では現金でやり取りする機会が減少してきました。

お財布携帯やクレジットカードは便利ですが、「なんでも買える魔法のアイテム」ではありません。実際、「あまり必要のないものまで買ってしまった」「友達におごりすぎてお金がなくなってしまった」などのトラブルをよく耳にします。

筆者が子ども(小学2年生)と買い物に行ったとき、レジでピッとスマホをかざして通過する私を見て、子どもに「どうしてお金を払わなかったの?」と質問されたことがあります。

スマホと連携しているクレジットカード、そしてクレジットカードと連携している銀行口座、私と銀行口座の関係……という仕組みを教えたのですが、私の説明が下手なこともあり、あまり理解できていないようでした。

とりあえず「なんでも買えるわけではないの。私がお金を預けている場所からきちんと引かれているんだよ」と伝えましたが、やはり目に見えない“仕組み”は難しいですよね……。

高校の授業で必修化

2022年4月から、高校で「資産形成」の授業が必修化されます。

今までも学校の授業で「お金」の教育はありましたが、短時間のレクリエーションがほとんどで、何度も設けられるものではありませんでした。しかし今年度からは、正式な授業としてスタートしたのです。

これは、文部科学省が「貯蓄から投資へ」のスタンスを推奨しているため。

少子化、減少傾向にある退職金や年金支給額、多様化する働き方、成人年齢の引き下げで想定される消費者トラブル……といった数々の問題に対処するために、私たちには「自ら資産を増やす力」が求められています。

ある程度の給与収入は必要ですが、それとは別に、自分が持っているお金を元に自力で増やしていけたら、「コロナ禍で失業」のようなトラブルがあっても自力でどうにか乗り越えていけそうですね。

なお実際の授業では、投資、貯金、株式、債券などさまざまな金融の基本を学ぶそうです。

たとえば、山梨県立 上野原高校では『一人暮らしの社会人の家計管理』という授業を実施。家計を元に「自分の収入からどの程度貯蓄(投資)に回せるか」を考えられる構成になりました。リアルですね……!

お金の話は「タブー」だった、けれど…

家庭で、近所で、友達同士で……お金の話をすると嫌な顔をされることが少なくありません。
これは、日本に昔から「他人にお金の話はしないようにしよう」という風潮があるためです。

しかし、金融教育の必修化にともない、今は社会全体で「お金の話はオープンにしていこう」という雰囲気になりつつあります。

今、何百年も続く、お金に対する国民の価値観が大きく変わろうとしているのです。

お金はありがとうと交換するもの

PR TIMES

2022年夏に開講する金融教育イベント「はじめての投資」

主催は一般社団法人 日本こどもの生き抜く力育成協会です。同協会は、4歳から12歳の幼・小学生を対象とした「キッズマネースクール」を通して、「お金の大切さ」「おこづかいの考え方」など、親子で一緒にお金のことを学ぶ場を全国各地でつくっています。

キッズマネースクールでは、「お金はありがとうと交換するもの」だと教えてくれるそうですよ。

お金は汚いものではなく、隠すものでもなく、そのお金を稼いでくれた人やお店の人への感謝の気持ちで受け取るもの。

一人ひとりがお金にポジティブな意識を持てば、それがうねりとなって、社会全体がお金に対してオープンな風潮になっていきそうですね。

まずは親の意識のアップデートを

まだまだ「お金の話はタブー」の意識が根付いている保護者世代。

せっかく子どもたちが学校でお金の話を学んでも、家庭で「そんな話やめなさい」と一蹴されては逆戻りです……。

まずは、親がお金に関する意識をアップデートしましょう。「なんでも聞いてね」という寛容なスタンスでいれば、「お金は良いものなんだ」と子どもがますますポジティブな意識を持ってくれるはず。

筆者は、たまに子どもから金額を聞かれることがあります。

たとえば、初めて買ってきたお菓子。「これいくらだったの?」という率直な質問に、正直な話、ちょっと不快感を抱くことは確かです。そのたびに「子どもはそんなこと気にしなくていいの」とシャットアウトしていましたが、反省……。

金融教育の良い機会と考えて、これからはオープンに話したいと思います。

「子どもは親の背中を見て育つ」という言葉がありますが、その言葉を肝に銘じます。何百年も前から続いた負の連鎖は、ここで終わりにしたいですね。

お金へのポジティブな想いを身につけよう!

「キッズマネースクール」発足のきっかけは、一般社団法人 日本こどもの生き抜く力育成協会代表の三浦康司さんの幼少期にあります。

日本に根付く「お金の話はタブー」のスタンスは三浦さんの家庭でもみられ、これに対してずっと「お金は良いものなのに、おかしい」と考えてきたのだとか。

お金を一生懸命に稼いでくれた人への感謝、お店の人への感謝、お金に対する興味、大切さ……。キッズマネースクールでは、それらをすべて楽しく学ぶことができます。

モットーは、「日本中の子ども達の生き抜く力の育成に貢献する」

子どもと共に親にも教育してくれるので、親子でマネーリテラシーを身につけられるでしょう。

「はじめての投資」プログラムとは

そんなキッズマネースクールが2022年夏に開催するのが「はじめての投資」イベント。

対象年齢は、8~12歳。全国42都市でおこなわれるので、ぜひお近くの会場をチェックしてくださいね。

  • 全国の開催スケジュールはこちら

「はじめての投資」では、体験型投資ゲームを通して、お金の大切さや親への感謝を学べます

まず、「なぜ企業に投資するのか」を学習。その後、子どもたちに「投資したいお店」を決めてもらいます。お店が決まったら、カードを引いて株の変動を体験。「株が増えた!」「株が減った!」など、ゲーム感覚で投資を楽しめるでしょう。

投資や資産形成って、親でもうまく伝えられないもの。

この夏、キッズマネースクールのイベント「はじめての投資」で、お金について楽しく本格的に学びませんか?<参考資料>
一般社団法人 日本こどもの生き抜く力育成協会 
金銭教育は幼少期から。親子でお金のことを学ぶ「キッズマネースクール」夏休み全国一斉開催!!文部科学省の学習指導要領の改訂により、2022年4月より「資産形成」の内容が高等学校の授業で必修化。(PR TIMES)

一般社団法人 日本こどもの生き抜く力育成協会 キッズ・マネー・スクール

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