生み出す力、やり抜く力…将来困らない“3つの創造力”が身につく秘策を発見!

私たちが生きる、不確実な時代。今後そんな時代の中心になるのが、今の子どもたち。自分らしく生きるためには、一人ひとりの“創造力“”がカギになります。
「でも創造力ってどうやって伸ばしたらいいの……」と悩む方のために、次世代クリエイティブスクールのイベントを見つけてきました!
目次
これからの社会に必要な能力とは
コンピューターの技術の発展により、私たちの暮らしはどんどん便利になっています。時には人間の能力をも凌駕して、「人間がやると1時間かかるけどAIだと3秒で完了」ということも……。
これから社会に出る子どもたちには、「コンピューターではできない仕事(能力)」が必要になるといえるでしょう。
今ある職業の50%がなくなる前に……

オックスフォード大学の発表によると、10~20年後には、今ある職業の半分がAIやロボットに代替えとなるのだそう。
同大学が公表した、「将来なくなる仕事」の一例を紹介しますね。
・ホテルの受付
・データ入力作業員
・簿記、会計、監査の事務員
・塗装工
・レジ係
・給与・福祉厚生担当者
・銀行の融資担当者
・保険の審査担当者
・弁護士助手
・ネイリスト
・税務申告書代行業
……など、職種もジャンルも多岐にわたります。
確かに、そのような光景はすでに身近なところでも見受けられます。
以前に友人から「職場で会計ソフトを導入したのでAIに経理業務をまかせるようになった」と聞きましたし、近所のガストではウェイトレスではなく猫型ロボットが食事を運んできてくれます。
これからの時代を生き抜くために必要なのは、学力やIQよりも、「実践的創造力」。
自ら課題を見つけて、方法を考えて、挑戦していく……この自立した思考は、AIやロボットには不可能でしょう。
実践的創造力の例として、「クリエーションスキル」「コミュニケーションスキル」「コンプリートスキル」の3種類を紹介します。
これからの社会に必要な、3つの実践的創造力

クリエーションスキル(生み出す力)
クリエーションスキルとは、「課題発見~思考~実現」のプロセス(またはいずれか)を指します。
課題を発見して、その課題の解決のためにさまざまな視点からアイデアを出し、熟慮します。一人で解決できることもあれば、チームの力が必要になることもあるでしょう。「探究学習」など、学校の授業でも重要視されているスキルですね。
ちなみにAO入試では、探究学習を経て学んだことや、受験生の意見を問う問題がよく出題される傾向があります。主体的に考える力は、入試はもちろん、社会に出てからもきっと役立つでしょう。
コミュニケーションスキル(つなげる力)
コミュニケーションスキルとは、課題達成のために他者と上手く連携を取る能力のことです。
自分の中のアイデアを他人に伝えるために言語化し、理解してもらえるように工夫して伝えます。そのとき、相手から「私はこう思うのだけど」と別のアイデアが出ることもあるでしょう。アイデアをかけ合わせると、自分では思いもよらなかった「別案」が浮上することもあります。
他者とコミュニケーションを取ることで、目標へ向けて責任感が芽生えますし、課題達成の際には喜びを分かち合えるというメリットも。多様な他者、多様な価値観を認め合いながら、協力してより良いものをつくり上げていきます。
コンプリートスキル(やり抜く力)
コンプリートスキルとは、課題達成のために「やりぬく力」のことを指します。ゴールを設定し、そこに向けて計画を立てるのです。
時には計画通りにいかなかったり、思いもよらないアクシデントが発生したりということもあるはず。
しかしコンプリートスキルとは、何がなんでも計画通りに終わらせることではありません。状況に応じて都度柔軟に対応するのも、成功のためのポイントです。また、ゴールまでのモチベーションを維持することも大切ですね。
次世代クリエイティブスクール「スコップ・スクール」とは
株式会社スコップは、実践的想像力を高めるための“次世代クリエイティブスクール”を開講しています。その名も、「スコップ・スクール」。スコップと名がつく通り、子ども一人ひとりの才能を“掘り起こす”ことをモットーにしているそう。
実践的想像力である「クリエーションスキル」「コミュニケーションスキル」「コンプリートスキル」に焦点を当てて、一人ひとりの個性を大事にしながら、可能性の芽を伸ばしてくれます。
しかしこれらのスキルは、1日2日でスムーズに身につくものではありません。子どもたちは困難や失敗に直面しながら、成功体験を重ねることで、“答えのない世界”を能動的に楽しめるようになるのです。
スコップ・スクールで講師を務めるのは、さまざまな分野のプロフェッショナル。スクールでは「先生」でなく「ナビケーター」と呼ぶそうです。ナビケーターたちは、人生の先輩として、才能を切り開くためのさまざまなヒントを子どもたちへ与えてくれるでしょう。
自宅のパソコンから受講できるオンラインプレミアムコースと、実勢に教室に通うリアルスクールコースがあるので、都合に合わせて選べるのは嬉しいですね。
ふだん会えない人と会える「夏スクール」
株式会社スコップは、2022年7月30日(土)から「夏スクール」の開催を決定したそうです。
テレビで観たことのあるあの人、ベストセラー作家のあの人など、普段は会えない人がナビケーターになってくれますよ!
「夏スクール」のプログラムはこの3つ。
1.TBSアナウンサー特別プログラム「伝えるプロ」になろう!( TBSアナウンサー蓮見孝之さん)

2.こども六法の山崎聡一郎さんと考えよう! ネット・スマホのおうちルール(山崎総一郎さん)
3.絶滅するってどういうこと? 恐竜や絶滅動物から考えよう(真鍋真さん)

それぞれのプログラムは、1日完結。6月17日(金)から申し込みを開始しているので、興味のある方は早めにお申し込みくださいね。
- 詳細はこちら
<参考資料>
・株式会社スコップ「この夏スクールは、先生がスゴい!スコップの夏スクール 7月30日(土)~ 短期プログラム開催」(PR TIMES)
・スコップ・スクール

教育に関する有識者の皆さまと一緒に、子を持つお父さん・お母さんでもある「ソクラテスのたまご」編集部のメンバーが、子どものために大人が知っておきたいさまざまな情報を発信していきます。