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2022.06.26

妻がイラッ。夫が妻に言いがちな、“時代遅れ”な7つの言葉【一発退場】

ジェンダー平等の時代になってきつつあるとはいえ、無意識のうちに「女性(妻・母親)はこうあるべき」という考えがどこかに残っている男性も、まだいるのではないでしょうか。ふだん何気なく妻に言っている言葉のなかには、ジェンダーバイアスがかかっていて、すでに「時代遅れ」なものもあるかもしれません。

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夫が妻に言ってはいけない「ジェンダーバイアス」NGワード

夫が妻に言いがちな「ジェンダーバイアス」(※)ワードをご紹介します。妻に対して以下の言葉を口にしてしまっていないか、振り返ってみましょう。

※「男らしさ」「女らしさ」といった、性別による差や男女の役割に関する無意識の思い込みや偏見・先入観のこと。

1.男なんだからしょうがないだろ

男なんだから付き合いの飲み会にしょっちゅう行くのはしょうがない、男なんだから趣味に浪費するのはしょうがない……。

それって本当に「男だから」なのでしょうか? 

ただ自分勝手なだけ、家庭を顧みていないだけというケースもありそうです。自分の希望を通したいときだけ性別を振りかざしていると、いつか妻に愛想をつかされてしまうかも……。

2.女のほうが強いよね、男は弱い(デリケート)なんだから

女性のほうがいざというときに冷静な面があったり、ピンチに陥っても比較的落ち着いて対応できたりする傾向は、多少あるかもしれません。特に、命がけの妊娠・出産を乗り越え母になれば、精神面にも大きな変化が出ます。

だからといって女性だけが強いわけではもちろんなく、男女ともに「弱さ」は兼ね備えているもの。

「母は強し」「男は落ち込みやすいんだから、優しくしてよ」などの発言は、妻にとっての「モヤモヤワード」になっているかも。

ママである女性も弱音を吐きたいときは普通にありますし、繊細な部分も持っています。

「女は強くて男は弱い」の刷り込みが強いと、「(男の自分は弱いんだから)あまりうるさく言わないで」など、夫側に都合のいい発言が増えてしまいかねません。

3.俺も主婦になりたいよ・女の人は働かなくてもいいもんね

「家庭の仕事」は金銭が発生しないこともあり、どうしても「働くこと」より軽視されがちかもしれません。あまりに無理解な夫だと「家事なんて誰でもできる」「仕事をするのに比べれば大したことじゃない」とすら思っているかもしれません。

また、男性のなかには、働く既婚女性に対して「旦那の稼ぎがあるんだし、いざとなれば主婦になればいいんだから」という意識の人も、残念ながらゼロではなさそうです。

家事・育児をしっかりこなそうと思えば、時間も手間もかかります。気兼ねなく仕事に専念できるのは、もう片方が家のことを重点的に担ってくれているからこそ。

専業主婦や女性の仕事を軽んじる発言は、たとえ冗談でも言ってはいけないワードといえます。

4.うちの会社のママたちはよくやってる

正社員として働くママは、自分の時間や体力を削っていることも多いもの。

また、たとえば実家が協力的、夫と役割分担ができている、柔軟な勤務体系の企業に勤めているなど、少なからず、何かしらの助けがあって成り立っていることがほとんどではないでしょうか。

一方、子育て中の女性社員が多い会社に勤めている男性は「女の人も、正社員の仕事と子育てって両立できるんじゃん」と感じて、自分の妻にこんな言葉を言ってしまうことがあるかもしれません。

でも実際には、制度が整った会社ばかりでもなければ、家庭を持つ女性が置かれている環境も一人ひとり違いますよね。

子育てを機に仕事と家庭の両立が難しくなり、正社員の仕事を離れたり働き方を変えた経験があるママからすると、「いくら時代が変わったからって、女が仕事も家のことも当たり前にこなせると思わないで」と、思わず言いたくなってしまいそうです。

5.俺の稼ぎだけじゃ不満なわけ?

「妻が働く=働きに出なければいけないほど家計が大変」という脳内変換をしてしまう夫も、少数派かもしれませんが存在します。特に、それなりに高水準の収入を得ていたり、「男は妻子を養うもの」という刷り込みが強い男性に多そうです。

専業主婦の妻が働いて共働きになれば世帯収入が増えるわけですから、本来は喜ばしいことのはず。

ですが、「男は働いて家計を支えるべき」という価値観・プライドが根強い男性は妻が働くことを良く思わず、思わずこのワードを口にしてしまうかも。

確かに、専業主婦歴が長かった女性が勤めに出た場合、最初のうちは働ける職種や時間も限られ、収入は少額からかもしれません。だからといって、「それくらいの収入なら、家にいても変わらないでしょ」などと言うのは絶対にNG。

ふたたび社会へ踏み出そうとする妻を尊重し、がんばろうとしている気持ちを認める姿勢が必要です。

6.やっぱりママじゃないと・そんなことしてるとママに叱られるよ

子どもが小学生以降になれば、子どもと離れる時間も徐々に増えていき、常に目を話せないような状況ではなくなります。

とはいえまだ小さいことには変わりなく、成長過程で子どもが不安定になったり、「扱いが難しい」と感じたりする側面も出てきます。

そんなとき、「やっぱり、こういうときは母親の出番だよね」と、丸投げしてしまう夫は要注意。

また、子どもに嫌われたくないあまり、自分が叱るのではなく「(パパはいいけど)ママが怒ると思うよ」と、妻に責任転嫁してしまうのもNGです。

夫婦で育児をしていても「面倒なこと・手に負えなさそうなことは母親」というスタンスになってしまうと、「都合のいいときだけ押し付けないで」と、妻のストレスが蓄積されていく要因になりかねません。

7.やっぱり、母親は家にいたほうがいいよね

「母親は家にいるべき」信仰は、未だ、一部ではなくなっていません。

「常に子どものそばにいて、家庭のことをやるのが良い母親」という考えが「正しい」とされる価値観を持つ人も、この令和の時代においてもゼロではないのではないでしょうか。

夫婦ともにその価値観ならば、もちろん何の問題もありません。ですが、そうではないケース(例:本当は働きたいけれど専業主婦の妻、妻が外で働いているが本当は家にいてほしい夫)もあり得ます。

近年では、リモートワークや在宅でできる仕事などが増えていることもあり、「家で働く」という選択肢も比較的増えてはきました。

とはいえ、夫から「家でできる仕事でも探してみれば?」と軽い気持ちで言われると、「そんなに簡単じゃないんだよ」と、妻をイライラさせてしまいそうです。

悪気のない発言が妻を追い詰めているかも

「軽い気持ちで」または「よかれと思って」言った言葉が、実は妻を悲しい気持ちにさせていたりストレスを生み出したりする要因になっていて、それに気づいていない可能性もあるかもしれません。

ジェンダーバイアスが強い夫だと、妻から「どうせわかってもらえない」と思われたり、自信を失わせてしまうことも。

今回ご紹介したワードを口にしたことがある人は、妻とのふだんの会話のやりとりのなかで、自分の価値観を押し付けるような発言をしてしまっていないか、振り返ってみてはいかがでしょうか。

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