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2022.04.25

モラハラ夫が一人になるとどうなる?後悔しない別れ方とは【事例つきで解説】

傷つける言葉や高圧的な態度で妻を追い込んでいくモラハラ夫。「もう限界」「別れたい」と思っても、さまざまなことが頭を巡り「私さえ我慢すれば…」と諦めてしまうこともあるかもしれません。ですが、これからも我慢して過ごすあなたのことが心配です。モラハラ夫との今後を冷静に考えられるよう、家族問題の専門家である新井寛規さんが解説します。

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記事を執筆したのは…

新井寛規さん

小規模フリースクール「ろぐはうす」センター長。小学校教員、児童養護施設児童指導員、学童保育士、市家庭相談員を経て、2018年大阪府に学習生活支援センターろぐはうすを設立。現在、大学教育学部非常勤教員、保育士・教員養成専門学校の教員、保育士国家試験予備校非常勤講師、市府県放課後支援員研修講師、市府県子育て支援員研修講師、保育教育児童福祉コンサルティング、啓発活動を行っているほか、「境界に生きるー。」(UTSUWA出版)などの著書も手掛けている。

「離婚するか」を冷静に考える4つの方法

モラハラとはDVの一種で、夫婦間などの親密な関係の上で行われる精神的苦痛を伴う言動や態度全般のことです。

身体的苦痛と違い、精神的苦痛は傷跡が残りません。また、加害者に自覚がなく、周囲からは実態がよく分からないので、苦しんでいる本人からの訴えがない限り発見は難しいのが現状です。

逆にいえば、実態を知らない周囲の評判はあてになりません。「みんなが彼をいい人と言う」「つらいと思う自分が悪い(おかしい)」と思う必要はないのです。あなたのつらさを理解できるのはあなただけです。

ですが、離婚は難しい問題です。感情的に考えるのではなく、客観的に頭を整理することで、より後悔しない選択ができます。もし、離婚を考えるのであれば、下記の方法をいくつか試してみるのはいかがでしょう。

【方法①】距離を置いた場所で夫の言動を振り返る

日常的にモラハラを受けていると、被害者は脳の認知機能が正常に働かない状態となってしまいます。しかも、家族というとても小さい集団に属していると、周囲の状況が見えなくなってしまったり、「普通ってなんだろう」と当たり前のことが分からなくなったりします。

だからこそ、一度モラハラ夫と距離を置いた場所で客観的に”夫の普段の言動”を思い返してみてください。改めて、夫の理不尽さに気付くことができます。

例えば、次のような点はいかがでしょうか?

モラハラ夫・簡易チェックリスト

  • 行動を管理、支配しようとする(飲み会禁止、外出許可がいる、自宅での行動を勝手に決めるなど)
  • 趣味や楽しみなどを否定する、または持つこと自体を禁止している
  • 許可なく高い頻度でスマートフォンをチェックしたり、盗み見たりしている
  • 常に自己正当化し、異論は認められない
  • 体調不良のときでも労わらず、家事や育児等を指示する、または無視する
  • 家事や育児に対して、細かく監視していたり、小言や文句を言う
  • 家事や育児を独占し、参加させてくれない
  • 不機嫌なときが多く、何もしていないときでもため息や舌打ち、にらむなどの行動をする
  • 妻の実父母やその家族に否定的
  • 収入や昇進のことで嫌味を言い、ひいては会社の悪口や妻の人格否定にまで発展する
  • 外面がよく、他人に話すときや目がある場合は良い家族を演じる
  • 子どもに対して妻の悪口を言う

思い当たる点はありましたか?

同居をしている場合、物理的な距離を置くことは難しいと思うかもしれませんが、ひとりになれる時間があれば、通勤途中の10分程度でも構いません。落ち着いて考えてみてください。

【方法②】別居をして物理的距離をとる

家庭それぞれの事情がありますので、一概に「別居すべき」とはいえません。ですが、夫婦双方が客観的に事実を見つめ、考えるためには、物理的、精神的に距離を置くことが必要だと思います。

別居すること自体が夫へのショック療法となり、現実を受け止める機会になることや、ひとりになることでモラハラ夫が言動を悔い、改善プログラムや認知行動療法を受けて改善に向かうこともあります

別居であれば、法的な手続きは必要ありません。ただし、現実的な準備(転居先の確保、当面の生活費の確認、児童手当や学校など子どもへの配慮、持ち出すものの選別)が必要となります。

また、別居中は、公正証書を取り婚姻費用や養育費を受け取ることもできます。思い立ったらすぐ行動するのではなく準備期間を設けましょう。

一方で、モラハラが発展して、身体的なDVや子どもへの虐待などになる可能性もあり、妻や子どもへの身体的、精神的なダメージは深くなります。中には精神疾患やひどいトラウマに長期間苦しむケースもあります。

身体的なDVや虐待の傾向が少しでもある場合は、別居という段階を踏まずに離婚を考えてみてください。

モラハラ関係の相談では、「こんなことくらいで離婚しても良いのか」と悩む声をよく聞きますが、夫婦といえど他人同士です。心や体にダメージを負い続けてまで関係を続ける義務はありません

【方法③】我慢できないことを書き出してみる

自分自身を客観視するなら「どうしても我慢できないこと」を手書きで紙に書き出すことも有効です。

簡単なことだと思うかもしれませんが、メリットがたくさんあります。

人間の脳は、自分の手で書いて残すことで、各段に記憶に残りやすくなります。さらに、日時まで書くと記録としても有効となり、吐き出すことでストレスの緩和(※)にも繋がります。

※「エクスプレッシブ・ライティング」という方法で、心理学的にも効果が期待できるとされています

【方法④】第三者に話してみる・相談してみる

客観視をして少し整理できたと感じたら、気の許せるご家族や友人に思い切って「事実だけ」を話してみて下さい。より客観的に、対外的に自分の置かれている状況が見えてくると思います。

気を付けてほしいのは、話す相手はまず1人にしてください。なぜなら、話した相手の価値観が大きく作用するからです。「うちのコは」など、オンラインで専門家に相談できるサービスを活用して専門家に相談してみるのもよいでしょう。あなたの悩みに対してさまざまな知見をきくことができるでしょう。

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以上のようなことを試しても「離婚は後悔しそう…」と不安な人は、夫への愛情がまだ残っていたり、夫の改善を期待をしていたり、もしくは夫と離れることに関するリスク(子どもへの影響等)を考えてしまっているのではないでしょうか。ですが、考え過ぎということもあります。

実際にどのようなトラブルがあるのか、トラブルの例をみていきましょう。

別れる過程で起きがちなトラブルと解決策

上記を試しても「離婚は後悔しそう…」と不安な人の中には、夫と別れることに関するリスクを考えてしまっているかもしれません。

実際にどのようなトラブルがあるのか、事例と対策を紹介していきましょう。

【事例①】夫がモラハラを認めない

40代妻Aさんと同年齢の夫Bさん。AさんはBさんからの暴言や必要以上の束縛、指示命令に耐えきれず、離婚を夫に切り出しました。

ですが、Bさんは自分の非を認めず「それは愛情表現だから」「そもそも(妻が)つらいことを今知ったのに、急に離婚はできない」「お前(妻)もその年で再婚は無理だし、経済的にも厳しいだろう」などと言い、引き留めます。

さらに、「世間的にもみっともない」「住んでいる家は自分(夫)が働いて建てた家だから、自分は出ていかない」と言い立てられ、Aさんはどうしたらいいのか分からなくなってしまいました。

【対策】事実と論点を整理する

普段モラハラを受けている加害者である夫に離婚や別居を伝えることは、相当な勇気が必要です。

ですが、夫に別れることを納得してもらおうと話した妻が、夫に強く言われて相手にされてしまい、萎縮してしまうケースは少なくありません。

夫の言動が愛情によるものかどうかに関わらず、「婚姻を継続し難い重大な事由」に該当する場合には離婚理由となり、法律的に離婚することができます

夫から世間体や経済面など一見妻を気遣うような発言があっても、そもそもの原因が自分にあることを夫が認めない限り、論点のすり替えでしかありません。

このような場合は、夫婦だけで話をするのではなく、弁護士などに介入してもらうことも方法の1つです。

【事例②】別居したら捜索願を出された

普段から威圧的な態度や無視といったモラハラを受けていた妻のCさん。夫のDさんは「言うことを聞いていればいい」「世間知らず(Cさんのこと)は口を出すな、恥ずかしい」とCさんの意見に一切耳を傾けません。

子ども(Eちゃん)ができてもその姿勢は変わらず、1歳になったばかりのEちゃんにまで大声で怒鳴りちらす始末。

Cさんは「もうDさんと関わりたくない!」「Eちゃんを守りたい」と強く思い、耐えきれず夫の外出中にEちゃんと最低限の荷物、貴重品だけを持ち家を出て実家に帰ろうとしました。

しかし数時間後、Dさんから「警察に捜索願を出している」とCさんと実家に連絡があり、これ以上大事にしたくないCさんは帰宅することになってしまいました。

【対策】事前に家族に事情を話し、夫には手紙を

モラハラに耐えきれず、家を飛び出すケースは少なくありません。反対されるのが怖くて夫が外出中、仕事に行っている間に逃げるケースもあります。

しかし、夫からすると妻子が何かの事件やトラブルに巻き込まれてしまったと考える可能性がありますし、中には「妻が子どもを誘拐した」と被害届を出されてしまうケースもあります。

また、離婚のための裁判を行う際に、勝手に出ていった側が夫婦関係を破綻させたと判断されて不利になってしまうこともあるようです。

どんなにつらく、相手を嫌いでも、置き手紙を置いたり、メールを送ったりするなど、出ていった理由(モラハラ)を夫に知らせましょう。

さらに、モラハラ夫は外面がよく、妻の家族から”いい人”と思われているケースも多いため、家族や両親には、別居することを事前に相談しておいたほうがよいでしょう。

【事例③】証拠がなくて離婚できない

夫Eさんは妻Fさんに対して、長年、精神的な攻撃(無視、侮辱、暴言など)を繰り返しており、妻は限界を感じて弁護士を通して夫に離婚を申し出ました。

しかし、Eさんは「身に覚えがない」「妻にも非があったのではないか」とモラハラを認めません。Fさんは今まであったハラスメントの数々を供述しましたが、弁護士も証拠が不十分であるとし、モラハラを立証することはできませんでした。

【対策】メモや音声などを残して弁護士に提出を

最近はモラハラに対する本やネット記事がでていますので、知っている人も多いと思いますが、モラハラの客観的事実と裏付けを残しておくことは大事です。

モラハラ行為を受けた日付や発言の内容、夫の言動をメモに残し、可能であれば録音した音声、写真なども残すようにしましょう。

夫に黙って勝手に録音や写真撮影をすることがプライバシーの侵害にならないか、悩む人も人もいますが、音声などは公の場に出さなければ問題ありません

モラハラ夫といってもひとりの人間なのでプライバシーは尊重されるべきですが、モラハラを立証するために弁護士に提出するものですから必要な行為といえます。

離婚後、ひとりになった夫はどうなる?

次に、「ひとりになった夫がどうなるのか怖い」「夫に復讐をされそう」「離婚後に離婚したことを後悔するのではないか」と不安な人もいることでしょう。モラハラ夫と離婚することができても、すぐに無関係になることができないのが夫婦関係の大変なところです。

人によって事情も性格も異なるので一概にはいえませんが、離婚後のモラハラ夫は下記のようなパターンがあるといわれています。

【パターン①】精神的に不安定になる

モラハラ行為をする人の中には、外では“いい人”を演じ、家庭内でモラハラ行為をすることで精神的なバランスをとっています。その家庭がなくなることで落ち込んだり、無気力になったり、孤立感を感じたりすることでしょう。

そもそもモラハラをする人は精神的に強くない人が多いため、かなり病んでしまうこともあります。

【パターン②】ひとりぼっちになる

人一倍プライドが高かったり、表面的な人付き合いしかできなかったりする場合、相談する人がおらずひとりぼっちで寂しく生きていく可能性があります。

外面が良いと言われるモラハラ夫ですが、バランスが崩れることでそれまで被ってきた外面の皮が剥がれてしまい、それまで妻にぶつけてきたストレスを周囲に向けてしまうのです。

【パターン③】現実を受け入れられない

離婚をしたという現実から目を背け、離婚を認めない姿勢を貫く人もいます。その場合、離婚後も離婚前と同じような関係性でしつこく連絡をしてきたり、離婚後の元妻子の生活にも当たり前のように介入してこようとするケースもあります。

モラハラ加害者の心理状態として、非常に自己肯定感が低く、それを埋めるために特定の人に対して傷つけたり見下したりしています。その自己肯定感を埋めるために、「何が何でもモラハラをしたい」のです。執拗に元妻子と関わりを持とうとすることは、決して相手を思ってのことではありません。元夫が、自身の自信のなさを埋めるためなのです。

【パターン④】復縁しようとする

モラハラ行為をする人は、モラハラ相手をコントロール(支配)しようとする気持ちや執着が強い傾向があります。そのため、自分は変わったと反省しているように見せたり、離婚を後悔をさせて復縁させようとしたりという行動を取ることがあります。

しかし、残念ながらモラハラは夫1人が反省したからといって終わる問題ではありません。モラハラをしている最中は、とても興奮状態であり、快楽物質が出ると言われています。モラハラは中毒性があるのです。

妻がいなければモラハラをすることはできませんが、また同居してしまうと、モラハラをする相手が目の前にいるため、我慢ができないでしょう。禁煙、禁酒をして間もない人の目の前に、煙草やお酒を置くことと同じです。

【パターン⑤】新しい相手を見つける

モラハラ行為で精神を保っていた人は、モラハラを受け入れてくれる相手を新たに探します。新しい相手が見つかれば、元妻子に介入してくることもなくなっていくことでしょう。

モラハラ夫はモラハラができる女性を見つける嗅覚が、非常に優れていますので、このように離婚後、再婚女性や新しいパートナーにモラハラを繰り返す夫は多いといえます。

離婚後の3つのトラブル事例と対策とは

法的にはもう夫婦ではなくても、簡単に関係を断ち切るのは難しく、離婚後もトラブルは起こりえます。ですが、対策や心構えを知っておくことで、もし元夫が何かをしてきても結果は変わります。

そこで、私が実際に見てきたトラブル事例をもとに対策や心構えを紹介します。 

【事例①】養育費を払わず経済的に困る

30代妻Gは、40代夫Hのモラハラに耐えきれず、3歳子Iを連れて家を出ました。弁護士に相談し、無事離婚できたのは良いものの、G自身もひとり親家庭で育ったため、経済的な面で不安があります。

母方の祖母Jはもうすぐ定年を迎えるので、金銭的な支援を期待することができません。元夫Hも離婚後、養育費や面会日を守らず、誰もあてにできず困窮した生活を送っています。

【対策】経済的な問題は準備が大切

やはり、離婚に際して1番不安に思うことも、離婚後に実際に困ることも経済的な問題なのではないでしょうか。

2019年の法改正により、別れた夫からの養育費は回収しやすくなりましたが、以前はおよそ8割近くの人が養育費を受け取っていないというアンケート調査もありました。現在もすべての人が滞りなく養育費を受け取っている状況とは言い難いのが実情です。

防止策としてできることは、必ず離婚時に養育費に関する”公正証書”を取ることです。

子どもがいるのなら、児童扶養手当の申請や変更も確認していきましょう。貯蓄も忘れずに離婚前から計画して行うといいですね、

【事例②】元夫がストーカーになる

妻Kは、別れた夫Lからモラハラ被害を受け、離婚することに成功しました。

Kは隣の市に引っ越して生活していましたが、半年程たったある日、「そろそろお前(K)も離婚したことに後悔してきたか」「やっぱり俺(L)がいないと生活は苦しいだろう」とLINEが届きました。Kさんは無視しましたが、それからというもの、1日に数十件もLINEがが届くようになり、ついには郵便ポストに夫婦で撮影した写真や復縁を要求した手紙が入るようになりました。

別れたあともKさんは元夫に付きまとわれ、結局離婚した後も変わらず我慢の日々が続いています。

【対策】勘違いさせないよう、毅然とした態度を取る

別れた後に、元夫がストーカーになることがあります。元夫としては、裁判で離婚が成立したにも関わらず、「無理やり裁判所に別れさせられた」と自分本位な解釈で捉え、「本当は元妻も自分(元夫)のことが好きに違いない」と本気で思っている人もいます。

元夫へのストーカー対策としては、下記の方法があります。

  • 公正証書による詳細な取り交わす
  • 接触してきた記録をとり、警察や弁護士に介入してもらう
  • 個人情報を決して元夫に教えない
  • 保護命令の申請を検討する 

別れて反省するタイプのモラハラ夫も中にはいますが、このように、例え離婚しても勘違いしたままの人もいます。

【事例③】罪悪感を植え付け復縁を迫る

元夫Nのモラハラが原因で、耐えきれずに離婚したOさん。Nの父母はとても良い人で、「息子が申し訳ないことをした」と別れた後に謝罪をしてくれたことで、Oさんは離婚後も連絡を取り合っていました。

ある日、Nから「とても反省している」「自責の念にかられ、夜も眠れないほど考えている」と謝罪の手紙が届き、婚姻中の高圧的な態度との違いに戸惑い、元夫は変わってくれたのかもしれないと期待もしてしまうそう。

さらに、義祖父母から聞いた話では、離婚後に精神疾患となり仕事を辞めて、自宅療養をしているようです。Oさんは、責任は元夫にあったと自分に言い聞かせながらも、「私のせいかもしれない…」と罪悪感が芽生え、複雑な感情で頭が混乱してしまいました。

【対策】反省は一時的かも、慎重に判断する

DV等の研究や観察実験によると、加害者には下記の周期があることが明らかになっています。

  • 緊張期=イライラ期
  • ハネムーン期=嘘のように優しくなる
  • 爆発期=実際にDVをしてしまうという

反省をしているように見える場合でも、モラハラやDV加害者はそう簡単には変わりません。適切な治療(認知行動療法やアンガーマネジメント、DV防止プログラムなど)を受けていないのであれば、一時的なものという可能性があります。

さらに、私が過去に担当したケースの中には、義父母とタッグを組んで元妻の罪悪感をあおって再婚した結果、DVが再開したケースもありました。

実際に見ていない情報に流されず、反省しているのなら、どういった行動をしているのか、またそれを証明できる確固たるものがあるのかを確認してほしいと思います。

元夫を悪く言うつもりはありませんが、結婚生活を1度裏切られているのですから、あくまで慎重に判断しましょう。専門家からの意見がほしい場合は、「ウチのこは」のようなオンライン相談サービスも頼ってみてください。 

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耐えること=正義ではない

離婚や別居をたやすく推奨することはできません。ですが、経験上、離婚した直後は「離婚をして後悔している」と話していても、月日が経つにつれ、「離婚して良かった」と言うようになる人をたくさん見てきました。

これは、離婚直後は見えていなかったことが、徐々にクリアになっていくからだと思います。

長年モラハラに苦しめられていた人は、正常に認知機能が働いていない可能性があり、PTSDのようなトラウマを植え付けられている場合も少なくありません。

離婚直後は異常な精神状態が残っている方が多く、離婚への罪悪感に襲われることもあるかもしれませんが、徐々に正常な判断ができていくようになり、自分の人生を歩んでいくことができることでしょう。

現在、離婚をすることは珍しくありません。離婚=悪という時代は、もはや昔の話です。耐えること=正義でもありません

あなたの人生はとても大切です。少し探せば力になってくれる人は必ずいます。孤独に耐え続ける日々を一生送るのだと諦める前に、後悔のない選択ができることを願っています。

新井 寛規

新井 寛規

小規模フリースクール「ろぐはうす」センター長。家庭教育師。小学校教員、児童養護施設児童指導員、学童保育士、市家庭相談員を経て、2018年大阪府に学習生活支援センターろぐはうすを設立。現在、大学教育学部非常勤教員、保育士・教員養成専門学校の教員、保育士国家試験予備校非常勤講師、市府県放課後支援員研修講師、市府県子育て支援員研修講師、保育教育児童福祉コンサルティング、啓発活動を行っているほか、「境界に生きるー。」(UTSUWA出版)などの著書も手掛けている。

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