2位はPTA役員決め、1位は…?「子どもの新学期で大変だと思うこと」の結果と対処法

子どもの進級や進学は、親にとって一大イベントですよね。特に新一年生を迎える子どもを持つ保護者は、4月はなにかとバタバタすることでしょう。
株式会社レビューは、「子どもの新学期で大変だと思うこと」についてアンケート調査しました。今回は、そのランキングに挙がった事柄への対処法を紹介します。特に新学期の準備に不安を抱えがちな、新小学1年生、新中学1年生、新高校1年生の保護者は必見です。
目次
「子どもの新学期で大変だと思うこと」ランキング
新学期を迎えるにあたり、なにかと不安はつきものです。子どもの成長はうれしいですが、「うまくなじなかったらどうしよう」「子どもが困らないだろうか」など心配の種は尽きないでしょう。
「子どもの新学期で大変だと思うこと」ランキングの1位~5位について、それぞれ対処法を紹介します。今のうちに知識をつけて、4月に向けて構えておきましょう。
5位:ママ友とのお付き合い
「子どものためにママ友を作ったほうがいいのかしら」と脅迫観念に駆られる保護者は少なくありません。しかし、ママ友は無理に作るものではなく、友達のような親密さも必要ありません。
“ママ友”については、「ソクラテスのたまご」の記事でも詳しく紹介しています。ママ友付き合いについて悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。


これらの記事では、“理想のママ友”について、
- 一定の距離感で付き合える
- 自立した関係でいる
- お互いのペースで自然に会える
- 助け合うが踏み込みすぎない
という関係がベストとしています。
学校の情報や子育ての悩みを共有できるのはメリットですが、「立ち話が長くて疲れる」「子ども同士のトラブルが影響してママ友との関係も険悪になった」「成績でねたまれる」「グループを抜けたいけれど抜けたらどうなるか…」など、トラブルが後を絶たないのも事実。
お互いに程よい距離感を保ちながら、「親しき仲にも礼儀あり」で対応しましょう。
4位:制服購入
入学予定の学校に、制服はありますか? 指定制服がある場合、学校説明会などで購入するか、指定店舗で購入するか、学校に問い合わせてみましょう。
購入前には試着をお忘れなく。今後の成長を考えて、ぴったりよりもワンサイズ大きめで購入するのも良いかもしれません。
制服は毎日使うものなので、クリーニングや洗濯での洗い替えも考えましょう。アイテムによっては、1着だけではなく複数用意したほうが良い場合もあります。
制服通販サイトKANKO SHOPによると、それぞれ以下の枚数用意する家庭が多いそうです。
- ブレザー:1枚
- ニット:2~3枚
- スカート:2~3枚
- リボンやネクタイ:3点
特に制服が選べるタイプの学校なら、種類違いで何着か購入して、コーディネートを楽しむのも良いですね。
3位:配布物の管理
新学期になると、大量に持って帰ってくるプリント類。とりあえずひとまとめにして片付けた結果、重要な配布物を見逃したり、いつのまにか提出期日を過ぎていたり…なんてことはありませんか?
「ソクラテスのたまご」で連載してくれている整理収納アドバイザーのtakaさんによると、「保護者向け」「子ども向け」の2種類に分けて、それぞれファイリングするのがコツだそうです。
「子ども向け」といってもそのまま手渡すのではなく、一度親が目を通してから子どもに管理させるのがポイント。特に学習関連のプリントは、「残す」「捨てる」を子ども自身に選択させると良いでしょう。休日や連休中に、ぜひ!
takaさんの連載はこちら


2位:PTAの役員決め
PTAは、いわば強制的なボランティア活動だと思っていませんか? 子どものためとはいえ、頻繁に貴重な時間を割いて、話し合いやらイベントの運営やらに参加しなければならないのは負担ですよね。
「ソクラテスのたまご」にも、PTA関連の記事を多数掲載しています。



PTA役員は、ほとんどの場合、まずは立候補者を募る形で決められます。しかし立候補者がいないと、話し合いやくじ引きに…。
特に6年生のPTA役員は、卒業記念品の準備や各種イベントの企画運営、さらにお子さんの進学の準備などで多忙を極めます。なので、低~中学年のうちにあえて引き受けておく、という保護者は少なくありません。
多くの場合、PTA役員は6年間で1度は引き受けなければならないルールのようですが、実はPTAは入会も退会も自由に選択できるものです(詳しくはこちらの記事をご覧ください)。
そうは言っても、「みんなやってるから」「子どもに不利益があってはいけないから」と引き受けざるを得ないこともあるでしょう。
もし、PTA役員に決まってしまったら、「せっかくなら楽しむ!」と前向きに考えましょう。他の保護者や先生たちとの交流が増えるので、必ずしもデメリットばかりではありませんよ。
ちなみに筆者は、今年PTA役員でした。しかしコロナの関係でほとんどの行事が中止になったので、運動会の受付だけで任期満了しそうです(それを見越して役員に立候補したのですが)。
来年度もまだまだ行事の中止・縮小が考えられるので、役員になるなら今のうちかもしれません!
1位:持ち物への記名
新学期にともないドサッとやってくる、新しい持ち物の数々。特に保育園や幼稚園から小学校、小学校から中学校など学校そのものが変わると、必要なものもガラリと変わります。
特に算数セットの記名の大変さといったら…。一つひとつにサインペンで記名するのも悪くはありませんが、果てしなく手間がかかります。
そこでおすすめしたいのが、お名前シールやお名前スタンプ。
ペタペタするだけで記名が完了するので、大幅に手間が削減できます。異なるサイズで何種類か集めれば、ほとんどの持ち物に対応できるでしょう。
シール貼りが好きな子どもは多いので、「一緒に貼ってくれる?」なんて協力しながら貼るのも良いですね!
見守り、雑巾作り…他にもある、大変なこと
新学期にともなう大変なことは、まだまだたくさん。
たとえば地道な雑巾作りや、いざ新学期がスタートしたら登下校の送り迎え(見守り)にも対応しなければなりません。
雑巾は、時間がない場合、市販のもので済ませる方法もあります。筆者は100円ショップで購入しています。
また、登下校には何かとトラブルがつきものです。お友達との喧嘩はもちろん、不審者にも気をつけたいですよね。
登下校時の見守りには、子ども用GPSがおすすめです。子ども用GPSなら、離れていても居場所をしっかりキャッチ。通学の見守りはもちろん、お子さんが成長して行動範囲が広がってきたら外出時に持たせるのも良いですね。
「ソクラテスのたまご」でも、子ども用GPSを紹介しています。特徴や費用などを比較して、ご家庭に合ったものをお選びください。



子どもの進級や進学はうれしいですが、保護者のミッションも多くて大変ですよね。
この記事で紹介した内容は、多くの保護者が直面する“あるある”です。
たとえば記名はシールやスタンプで代用したり、雑巾は市販のものを購入したりなど、それぞれの対処法を参考に、少しでも手間が削減できるよう工夫しましょう。
「ソクラテスのたまご」では、新学期準備に関する内容はもちろん、学校生活に役立つ記事も多数掲載しています。春休みの間にさまざまな知識をつけて、お子さんと一緒にスタートダッシュを切ってください!
<参考資料>
・株式会社レビュー「【調査レポート】子供の新学期で大変だと思う事は?1位は「持ち物への記名」!」
・制服通販サイトKANKO SHOP「制服購入ガイド」

教育に関する有識者の皆さまと一緒に、子を持つお父さん・お母さんでもある「ソクラテスのたまご」編集部のメンバーが、子どものために大人が知っておきたいさまざまな情報を発信していきます。