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2022.03.04

「不登校」の親の不安を解消したものとは?疲れや辛さ、ストレスに立ち向かう方法

新型コロナウイルスに伴う暮らしの変化により、令和2年度に過去最多の約20万人となった不登校児童の数。子どもが不登校になったとき、親は悩み、不安になるものです。その不安をどのようにして軽減したのかを、不登校専門の家庭教師「夢中教室WOW!」の調査結果をもとに紹介します。

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文部科学省の調査による「不登校」の実態

まずは、「何を不登校というのか」「不登校はどれくらいいて、何が原因なのか」についてみておきましょう。

文部科学省による「不登校」の定義

文部科学省が「不登校」の名称を使用するようになったのは平成10年度からです。

「年度内に30日以上欠席した児童生徒」で、「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しないあるいはしたくともできない状況にあること(ただし、病気や経済的な理由によるものを除く)をいう」と定義しています。

文部科学省が発表した不登校の人数

2021年(令和3年)10月に文部科学省が発表した「令和2年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」によると、平成24年度の不登校の児童生徒の人数は小中学校合わせて約11万人でした。

しかし、これ以降、毎年人数は増え続けています。特に平成30年からは前年より約2万人ずつ増加しており、平成30年度は約16万人、令和元年度は約18万人、令和2年度は約20万人が不登校です。

文科省が発表している不登校の原因・理由

同じく「令和2年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」から、不登校の主な要因となっているもののトップ5を見ておきます。

もっとも多いのが本人の「無気力、不安」で46.9%、次いで「生活リズムの乱れ、遊び、非行」が12.0%、学校での「いじめを除く友人関係をめぐる問題」が10.6%、家庭での「親子の関わり方」8.9%、そして「学業の不振」5.4%となっています。

小学校・中学校とも「無気力、不安」が最大の要因となっていますが、これは不登校のきっかけというよりも不登校でいる心理状態を表しているものだとも受け止められます。

この状態になるまでには、友人関係や親子、学業の問題などが関係している可能性があることを考えておく必要があるのではないでしょうか。

不登校の親が「しんどい」こととは?

不登校専門のオンライン家庭教師 夢中教室WOW!は、不登校のお子さんを持つ60家庭にアンケート調査をし、その結果を公表しました。

調査結果によると、不登校で不安を感じたことのトップ3は次のことでした。

  • 子どもの自己肯定感の低下(71.7%)
  • 子どもの将来(66.7%)
  • 学習の遅れ(65%)

行かないといけないと思うのに身体がついていかない、行かないことでますます苦しくなるなど、「行かない」のではなく「行けない」からこそ子どもは苦しみ、自信を失って、自己肯定感を低下させていくことになります。

これこそが不登校の問題の本質です。不登校からうつ状態になってしまう子どももいます。

親にとって、そんな子どもの様子を日々目の当たりにするのは、辛く苦しいことです。

不登校が長引くと、いつまでこれが続くのだろうか、将来どうなってしまうのだろうか、学習面の遅れを取り返せるのだろうか、という不安を感じます。親が仕事を諦めたり、子どもとのやり取りに疲れ果ててしまったりすることもあるでしょう。

不登校の親の不安を救ったものとは?

夢中教室WOW!のアンケートでは、不登校の子を持つ親の不安を解消・軽減したものについても調査しています。結果は次のようになりました。

  • 子どもの話を聞いてくれる大人・友人の存在(46.3%)
  • 子どもの自信を取り戻せる体験(28.3%)
  • 家庭でも学習を進められるサービス(26.7%)
  • 医療機関による診断・治療・アドバイス(26.7%)
  • フリースクールなどの学校に代わる居場所(23.3%)
  • 学校や行政のサポート(23.3%)
  • 親の会など保護者のサポート(23.3%)

約半数の人が、「子どもの話を聞いてくれる大人や友人」と出会って、不安を解消・軽減しています。

親以外の大人や同世代の友人などとの関わりの中で信頼関係を築ければ、子どもはだんだんと自信を取り戻し、何かに取り組む気力が出てきます。

不登校は家庭内の問題だと抱え込んでしまわずに、理解ある人に相談してみませんか?

不登校について専門家に相談してみませんか?

  • 不登校の子どもについて相談したい
  • 不登校による学習の遅れで悩んでいる
  • 不登校の子どもへの接し方が知りたい

子育て・教育のお悩みオンライン相談室「ウチのこは」なら、オンラインで専門家に相談できます。

医療機関でのアドバイスや、専門のカウンセリングを受けるのもよいでしょう。親自身もカウンセリングを通して、さまざまなことに気づきます。

同じ悩みを持つ親たちとつながりを持つのもよいかもしれません。

つい子どもを優先して、自分のメンタルケアは後回しにしがちですが、親が元気でいることも大切です。親の気分は、子どもにも大きく影響するからです。

多くの人が、インターネットを介して不安を解消するものと出会っていることもわかりました。身近に相談できる人がいないという場合には、オンラインで探してみましょう。

また、3割近くの人があげたのが「子どもの自信を取り戻せる体験」です。

学校へ行かない子どもたちには、時間がたっぷりあります。その時間を「行けない学校へ行くため」に費やすのはもったいないとは思いませんか?

それよりも、子どもが得意なことや好きなことをとことんやらせる楽しい時間に変え、子どもの自己肯定感を上げてもよいのではないでしょうか。

「フリースクールなどの学校に代わる居場所」をあげる人が2割ほどいたのにも注目です。

フリースクールは、お子さんの状況に合わせて勉強をしたり、興味のある学びに参加したりできる民間の機関です。

学校と連携を取っているフリースクールでは、参加すると「出席扱い」となることも。自宅以外にここちよくいられる場所としてフリースクールや習い事などを見つけ、社会との接点を持っておくと安心です。

子どもの話を聞いてくれる大人、学校に行かなくても人生は面白いことを感じさせてくれる大人との出会いを求めている人の助けになるかもしれません。

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親は「自分の人生」を生きよう

不登校になった子どもの自己肯定感の低下や将来のこと、学習の遅れ、といった親の不安を解消したものは、「子どもの話を聞いてくれる大人・友人の存在」でした。

子どもが不登校になると、子どもに寄り添うために親が仕事や働き方などを変えざるを得ない場合もあります。

しかし、親はぶれることなく自分の人生を生き、子どもにその背中を見せてもいいのではないでしょうか。

子どもの話を聞いてくれる専門家の助けを借りて子どもの世界を広げることも、トンネルの出口を見つける方法のひとつかもしれません。

<参考資料>
株式会社ボーダレス・ジャパン「「不登校の不安を解消したもの」とは!?不登校専門オンライン家庭教師 夢中教室WOW!が調査」(PR TIMES)
文部科学省「令和2年度不登校児童生徒の実態調査 結果の概要」
文部科学省「不登校への対応について」

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