みんなで“ルールメイキング”しよう！「学校の校則」がテーマのフォーラム開催

ここ数年で聞かれるようになった「ブラック校則」という言葉。

もともとの髪色を問わず黒髪以外を禁止したり、高い位置のポニーテールやツーブロックを規制したり、さらには下着の色を指定したりするなど、文部科学省の示す「合理的とみられる範囲内」なのか、首をかしげてしまうものも少なくありません。

2019年にはブラック校則をテーマとするドラマも放送されました。

このように、たびたび話題になる「学校の校則」についてのフォーラムが、この度開催決定！

認定特定非営利活動法人カタリバ(以下、カタリバ)は、2021年度校則見直しに取り組んだ先生・生徒のリアルな声、実践からみえた学びを届けるオンラインイベント「ルールメイキングフォーラム2021」を開催します。

日程は2月23日（水・祝）で、参加費は無料。

当日は校則見直しに取り組んだ13の中学・高校の先生・生徒のほか、各界の有識者も登壇し、校則見直しが学校や生徒にもたらす変化や意義などについてのトークを聞くことができます。

カタリバは、どんな環境に生まれ育った10代も、未来への意欲と創造性を育むことのできる社会を目指し、2001年から活動する教育NPO。高校への出張授業プログラムなど、さまざまな教育活動に取り組んでいます。

カタリバはこれまで、生徒はもちろん先生や地域も一緒になって校則を見直す「ルールメイキング」プロジェクトを進めてきました。

実際にルールメイキングを推進する学校に、外部からのコーディネーターを相談役として派遣するなどし、2021年には11校、2自治体のルールメイキングをサポート。

この活動は、ただ「生徒が希望する校則に変える」「古いものをなくしていく」わけではありません。みんなで話し合って合意形成し、校則に関して全員の納得解を出していくことを目的としているのです。

互いに話し合うことで全員が納得したルールの中で生活するというのは、大人になってからも重要な力であり、学校を卒業した後も社会で生かされる力ですよね。

このイベントでは、校則見直しの実践を行っている先生・生徒たちをゲストに迎え、それぞれの葛藤や学び、変化など、等身大のストーリーを聞くことができます。

校則というと、保護者はあまり触れる機会がないかもしれませんが、このイベントは、普段子どもたちが学校生活にどのような不満や要望を抱えているかを知ることができるチャンス。

保護者として、地域の大人として、さまざまな視点から参加してみるのもよいかもしれません。　

イベント概要

• イベント名：ルールメイキングフォーラム2021　校則の見直しに取り組んだ生徒・先生たちの1年間のストーリー
• 日時：2022年2月23日（水祝）10：00-12：00
• 開催方法：オンライン（ZoomおよびYoutube配信）
• お申込みページ：http://ptix.at/UQgIep
• 参加費：無料
• ルールメイキングプロジェクトHP：https://rulemaking.jp/

＜参考資料＞
・認定特定非営利活動法人カタリバ「生徒・先生たちが1年間の軌跡を語るオンラインイベントを開催」（PR TIMES）
・日本テレビ「ブラック校則」
・文部科学省「校則の見直し等に関する取組事例について」