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2022.01.27

塾にはいつから通う?いくらかかる?小学生の親が知っておきたい「中学受験」の基本

2021年度入学の中学受験者数は首都圏で過去最高の5万人を超えるなど、「中学受験」は“今”を生きる親子にとって、他人事ではない選択肢になっています。
そこで今回は、子ども自身が中学受験を希望したり、子どもに中学受験をさせたいと思い始めたりした小学生の保護者に向けて、中学受験の準備を始める時期や家族の関わり方、毎月塾にかかる費用などを、株式会社クロスウェブが実施した「こどもの中学校受験についてのアンケート調査」をもとに紹介します。

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中学受験の潮流

2021年末に日本テレビ系列で放送された中学受験がテーマのテレビドラマ「二月の勝者」(主演・柳楽優弥)は、その独特な世界が話題になりました。

現実の世の中においても、2021年度入学の中学受験者数は首都圏で過去最高の5万人を超えたというデータがあり、その熱が年々高まっていることを感じます。

ブームの背景のひとつには、新型コロナウィルス感染症の流行があります。2020年3月から小中高校が一斉休校となり、オンライン授業の対応を求められた際、公立学校と私立学校とでは、オンライン環境整備のスピードに歴然とした差が生じました。

現在は公立学校においてもオンライン環境の整備がかなり進んでいますが、今後また別の対応を迫られた際、やはり私立の対応力やスピードのほうが魅力的にうつります。

また、予測不能な社会を生きていく子どもたちに対し、「こんなふうに育って欲しい」と願いをもつ保護者が多いことも要因の一つです。人間形成に大きく関わる中学校3年間を、どのような環境で過ごすのかという視点で私立中学を選択する保護者もいるようです。

中学受験塾に通うのはいつから?

調査によると、中学受験を意識した勉強を始めた年齢としてもっとも多いのが小学3年生以下

その背景には、大手塾では、3年生の2月くらいから中学受験コースが開講することが多いため、3年生までに決めるという人が多いという理由があるようです。

PR TIMES(塾などの受験勉強をさせたのはいつですか?)

そこで気になるのが、塾の選び方

まずは、入塾を検討している塾の、お子さんの志望校への合格実績を確認しましょう。近隣の塾では何人の生徒が合格しているのか、通おうとしている校舎からは何人合格が出ているかを見るのも重要です。

また、受験までのサポート環境がしっかり整っているかということも大切なポイントとなります。この調査では、「中学受験の情報は何を参考にしたか(複数回答可)」という質問に対して、半数近くの人が「塾からの情報」と回答しています。

PR TIMES(「中学受験の情報は何を参考にしたか(複数回答可)」)

志望校に合格するためのノウハウがしっかりあり、親身に相談に乗ってくれたり、サポートしてくれたりする塾であるかどうかも、塾選びの大きなポイントといえるでしょう。

そのほか、カリキュラムや通いやすさ、月謝などもしっかりと確認することが大事です。いくら子供に合った素晴らしい塾であっても、家から遠かったり月謝があまりに高額であると、続けること自体が困難となってしまいます。子どもも保護者も無理のない塾選びが大切です。

また、塾には大きく集団指導塾と個別指導塾があり、子どもの学力や個性によって選んでいく必要があります。塾の形態は、子どもの学力や個性で選んでいくのが良いですね。

集団塾と個別指導塾のどちらが向いているのかについては、小学生向け塾の満足度調査ランキングを紹介したこちらの記事をご覧ください。

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中学受験塾にかかる費用

「こどもの中学校受験についてのアンケート調査」では、中学受験に向けた塾費用についても分かっています。

PR TIMES(毎月塾にかける費用はいくらでしたか?)

調査によると、1カ月あたりの月謝が1〜3万円というのがメイン層のようです。これは地域や塾の形態、週に何日通うかによって大きく変化していきます。

前述の「塾に行き始める時期」を参考に、3年生の2月から6年生の2月くらいまで通うとすると、月謝だけでだいたい40万円〜100万円前後かかることになります。もちろん、入学金や教材費、夏と冬の特別講習費など、月謝以外の費用も掛かってくるので、入塾から受験終了までかかる塾費用は、総額で200〜300万円が相場とされています。

大きな額ではありますが、一度にこの金額を用意しなければいけないわけではありません。まずは、年間や1カ月単位で考えて、継続可能な塾を探していくのが良さそうですね。

中学受験をしよう(させよう)と決めた理由

高校からではなく、中学から受験するメリットはどのようなところにあるのでしょうか。

PR TIMES

上記の調査結果において、「中高一貫校は大学受験に有利だと思うから」という理由がもっとも多いことからわかるように、私立中学や私立中高一貫学校を選ぶ理由には、保護者がその先の大学受験を見据えていることが多いようです。

事実、私立の学校の中には、高校2年生までに高校までの履修範囲を全て終えて、最後の1年間は受検対策に充てるという学校もあります。難関大学などを目指している場合、このような環境で中学校から学べることはとても心強いといえるでしょう。

しかし、なかにはその学習スピードについていけなくなってしまう子どもがいるようなので、中学受験をする場合は現在のお子さんの学力や性格をしっかりと見極めて、学校を選びたいですね。

中学受験と高校受験どちらが大変?

さらに、調査では「中学受験と高校受験どちらが大変か」という質問もしています。

PR TIMES(中学受験と高校受験どちらが大変だと思いますか?)

結果は、わずかに「中学受験のほうが大変」という結果に。

まわりに受験をしない友達がいるなか、遊ぶのを我慢して勉強をするという状況や、学校のテストとはちがう試験を初めて受けるという緊張は、大きな負担やプレッシャーになるようです。

それでも、その先の受験でこの経験を生かせたり、そもそも中高一貫なら高校受験はしなくてよくなったりするという利点もあります。どちらの方が子どもにとってよい選択肢なのか、家族でしっかりと話し合って決めることが大切です。

中学受験にかかる親の負担とは

中学受験は子どもに負担がかかることはいうまでもありませんが、それは保護者にとっても同じことです。金銭面だけではなく、学習や送迎のサポート、精神的なサポートにおいて不安や負担に感じることは多いことと思います。

この調査では、中学受験をする子どもの親の1/3以上が「親自身に中学受験の経験はない」と回答しています。たとえ中学受験を経験している保護者だとしても、時代が変わり、受験事情も大きく変わっているのですから、感じる不安や分からないことはみんな同じです。

現在多くの塾では、無料体験キャンペーンなどを設定しており、塾の特徴をしっかりと見て検討できる配慮がされています。

塾に入ってからは子どもの努力が結果を大きく左右しますが、入るまでは保護者の協力や助言がかなり重要といえるでしょう。

今回は「中学受験」にまつわる最新の基本情報をご紹介しました。

現在、中学受験市場はたいへん注目されており、塾の公式サイトはもちろん、受験専門サイトなども充実しています。それらの情報源をうまく活用して、中学1年生の春に笑顔で志望校に通えるようにしたいですね。

なぜ中学受験をするの?私立中学のメリット・デメリット、子どもの向き・不向きを解説
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<構成:ソクラテスのたまご編集部、執筆:マサキヨウコ>

<参考資料>
PR TIMES「こどもに中学校受験を考えている方や、受験させた方へのアンケート結果を発表(株式会社クロスウェブ)」
東洋経済「公立中に大失望「中学受験親子」が今選ぶ最善の道」
リセマム「【中学受験2022】厳しい戦いは必至、情報発信の上手い学校に人気集まる…四谷大塚」
中学受験情報局 かしこい塾の使い方「中学受験で失敗しない「塾の選び方と使い方」」
StudySearch「【最新版】塾の費用|平均費用(料金)や月謝や教材・講習費は?」

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